プジョー 208 試乗レポート/藤島知子(1/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:オートックワン編集部
新型ハッチ「プジョー 208」は、大ヒット作「206」の再来か
自動車ジャーナリスト 藤島知子さんが、プジョーの新世代コンパクト「208」に試乗した。エンジンやボディサイズのダウンサイジングを実施し、最新ルックのスタイリングで新登場した208は、かつての大ヒットモデル「206」を超える実力の持ち主なのか。気になる試乗レポートを早速チェック!
『206みたいなプジョーは登場しないのか?』
そう熱望するプジョーファンも少なくないのではないだろうか。
プジョーのコンパクトモデル『208』が洗練されたスタイルをまとい、競争力のある商品力を手にしてデビューを飾った。プジョーの『20X』シリーズといえば、日本にプジョーの名を知らしめた206の印象が強い。ハイセンスなフランス車を手軽に楽しませてくれる200万円前後のコンパクトモデルはハッチバックとオープンボディが展開されたほか、コンパクトカーとしては贅沢なレザーシートも用意するなど、クルマをお洒落に乗りこなしたいユーザーのハートを掴み、世界で590万台以上を生産する大ヒット作に昇りつめた。
その後、内外装が豪華さを増した207が後継モデルとして登場。ボディはボリューム感を増す一方で、206で好評だった『親しみやすさ』とは違った『迫力』や『豪華さ』を意識した路線にシフトしていったのだ。
今回登場した208は、206の成功体験を振り返りながらも、現代のコンパクトカーに求められる要素を追求し、Bセグメントのクルマに必要な要素を再構築したクルマ作りが行われている。先代モデルの207で離れていった女性ユーザーの獲得を狙うというだけに、その実力が気になるところだ。
5ドアと3ドアでスタイリングを差別化
プジョー 208のエクステリアは、508から導入されたフローティンググリルを採用し、目元を涼しげな表情に見せるLEDのポジションランプが端正な顔立ちに見せている。最初に展開されるのはハッチバックボディの4グレード。
3ドアと5ドアの見た目上の大きな違いはサイドウインドウとドアパネルのデザインで、後席のドアを備える5ドア仕様は前後2つのドアハンドルをキャラクターラインが貫き、キャビンの存在を意識させる落ち着いた雰囲気に仕立てられている。
一方で3ドア仕様は、プジョーが200周年を機に新しいデザインコンセプトを体現した『SR1』のドアパネルを連想させる造形で、軽快感やスポーティさを強調したエッヂの効いたスタイリングが特徴だ。
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