日産 新型(3代目)エクストレイル オフロードコース試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:日産自動車/オートックワン編集部
先代型に比べると少し硬い印象だが、不満を感じるほどではなく、快適性を損なわない乗り心地
オフロードコースといっても、4WDのSUVであれば大半の車種が不安なく走破できるレベル。試乗前に、4WDをロックモードに入れてATはLレンジへ、と指示されたが、オートモードで走っても何ら問題はなかった。
発進すると、まずは左右のサスペンションが互い違いに伸縮するデコボコ道がある。新型エクストレイルの最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は205mmと余裕があり、下まわりを擦る心配もなく走れた。
この時には乗り心地もチェック。先代型に比べると少し硬い印象だが、不満を感じるほどではなく、快適性を損なわない。ボディの前後の傾き方に応じて駆動力やブレーキを調節し、車体を水平に保つアクティブライドコントロールの機能も利いているようだ。
続いて急な登坂路を登り、頂上で一度停止した後、下りに入る。
下る時にはアドバンスド・ヒルディセント・コントロールを試す。4WDをロックモードに入れてATレバーはLレンジ。この状態でスイッチを入れると、ブレーキ操作を一切行わずに、時速4~15kmで下れる。車両が横滑りを生じた時は、4輪を独立制動して安定させる機能も併せ持つ。
下り始めると確かにブレーキが自動的に作動して、直進状態を維持しながら走行できた。日本で使う機会はほとんどないと思うが、生活圏内に滑りやすい登降坂路があるようなユーザーには、安心感が高いだろう。
以上がオフロードコースの印象。写真を見ていただけば大体の状況は分かると思うが、この程度の路面条件であれば、さほど緊張することなく走破できる実力を持つ。
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