憧れの旧車“ケンメリ”の現代版!? R32スカイラインをベースに造り上げた『現代版ケンメリGT-R』とは

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「旧車のデザインのまま、今の技術で乗ることが出来たらなあ」とは、クルマ好きなら誰もが思うこと。それをトヨタ 2000GTの現代版「トヨタ3000GT」で実現させて世間をアッと言わせたロッキーオートが、今度は「現代版ケンメリGT-R」を造り上げました。中身はR32(BNR32)型スカイラインGT-Rというからまたびっくりです。

ケンメリ・R32スカイラインとは

ケンメリ

1972年に登場した4代目 C110型 スカイライン、通称「ケンメリ」。ケンとメリーがスカイラインに乗り日本各地を旅するシリーズCMは、社会現象を引き起こしブームとなりました。

4代目 C110型 スカイラインは、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン/バンをラインナップ。セダンとハードトップにはホイールベースを延長し6気筒エンジンを搭載したGT系が設定されていました。約4年間の販売期間中、およそ67万台を販売しました。これは歴代スカイラインの中で最多となります。

1973年には、ハードトップ2000GT-R(KPGC110型)がデビュー。2000cc S20型エンジンは、160馬力を発生させ、専用ラジエータグリル、前後オーバーフェンダー、リアスポイラーなどを装備、240km/hのメータースケールが特徴です。諸説ありますが、排出ガス規制の影響により生産台数はわずか197台で、そのうち195台のみ市販されたと言われています。

今回紹介する現代版ケンメリGT-Rは、この希少モデルであるKPGC型を再現しています。

R32スカイライン

R32スカイラインとは、1989~1994年に生産された、日産スカイラインの8代目モデル。16年ぶり3代目となる「GT-R」が復活したモデルとしても有名です。

“日産901運動”(=「1990年代までに技術の世界一を目指す」という日産の活動指標)のもとに極められたマルチリンクサスペンションの採用に加え、先代モデルよりもボディを大幅にシェイプアップするなど、走りの性能を妥協無く追求した平成のスカイラインの名車です。

現代版ケンメリGT-Rはどんな仕様なのか

R32型スカイラインの骨格をベースにオリジナルのケンメリボディを搭載。メカニズムは、パワステ、マルチリンクサスペンションと強靭なシャーシ、4輪ディスクブレーキ、Rの証である直列6気筒ツインカム24バルブなど標準搭載しています。RB26DETT型をはじめとしてRB型各種を積むことが可能で、ターボの有無はもちろん、RB30仕様も選択可能となっています。

またBNR32型ベースなら、4WDでの製作もできるなど好みに合わせて様々な選択ができます。またダッシュボードやシートまでR32型から移植。エアコン、パワステ、パワーウインドウを装備することも可能。

R32スカイラインをベースに車両製作をすることにより、快適な旧車を製作するコストや製作日数を大幅に削減できるようになったそうです。それにより価格も下げることに成功。ロッキーオートではR32を300台以上ストックしており、様々な要望にも応えられるとのこと。旧車に憧れているけど『修理などの手間やコストに悩みたくない』という人には良い選択肢かもしれませんね。

またロッキーオートでは、この現代版ケンメリGT-Rのレンタカーも行っているとのこと。

>>現代版ケンメリGT-Rを画像でもっと見る!

標準仕様 RB25NA:985万円(税別)~

GT-R RB26DETT:1080万円(税別)~

上記価格は制作費用 ベース車両代・消費税・諸費用別途必要

日産/スカイラインGT-R
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新車価格:
555.3万円693万円
中古価格:
399.8万円7,730万円
日産/スカイライン
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MOTA編集部。現在総勢9名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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