マフラー交換だけで300馬力!?280馬力規制で力を抑え込まれていた国産スポーツカー3選
- 筆者: MOTA編集部
1989年~2004年まで行われていた280馬力の自主規制。実はこの時代に販売されていた国産スポーツカーは、簡単に300馬力を超えるエンジンを搭載したモデルが多く存在していました。どのモデルも、吸排気系などによって出力を絞っていたため、マフラーやエアクリーナーを交換するだけで、300馬力を超えることも珍しくありません。今回は、あえてその力を封印された国産スポーツカー3車種をご紹介します。
日産の名機「RB26」を初めて搭載したR32スカイライン GT-R
1989年に販売が開始された日産 R32スカイラインGT-Rは、専用設計のRB26DETT型エンジンに、四輪駆動の「ATTESA E-TS」、四輪操舵システム「Super HICAS」を組み合わせて登場。R32スカイラインGT-Rのデビュー当時、Z32フェアレディZ、インフィニティQ45とともに、300馬力超トリオとして販売される予定でしたが、280馬力の自主規制により出力が抑えられて販売されました。
レースに対応できる設計のRB26DETT型エンジン
日産 R32スカイラインGT-Rに搭載される「RB26DETT型」エンジンは、レースに勝つ目的も担っていました。そのため、一般的な市販車に搭載されるエンジンよりも、はるかに高い強度を持っています。少し手を加えるだけで300馬力を突破し、冷却系や燃料系などを強化すれば、450馬力程度を発生させることも可能。更にチューニングをすれば、1000馬力オーバーにすることもできる懐の深いエンジンなのです。
日産 R32スカイラインGT-Rの中古車相場
■中古車掲載台数:94台
■中古車相場:249万円~1,598万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月1日時点のデータ
ワイルド・スピードでも活躍!トヨタ 80 スープラ
1993年にデビューしたトヨタ 80スープラは、4代目となり丸みを帯びたスタイリング。剛性の高いボディに、「2JZ型」エンジンを搭載し、国内向け乗用車として初めて6速MTが組み合わされました。映画「ワイルド・スピード」にも登場したことで、日本のみならず、アメリカでも絶大な人気を誇るスポーツカーです。
丈夫な「2JZ型」エンジンは1000馬力超も可能
トヨタ 80スープラに搭載された「2JZ型」エンジンは、頑丈なエンジンブロックを持っていることが特徴。バリエーションは、225馬力を発生させる自然吸気の2JZ-GE型と、280馬力を発生させるツインターボの2JZ-GTE型の2種類。特に、ツインターボの2JZ-GTE型は、チューニングをすることで1000馬力を超えるモンスターエンジンに変貌します。
トヨタ 80スープラの中古車相場
■中古車掲載台数:32台
■中古車相場:178万円~1,080万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月1日時点のデータ
アメリカでは320馬力で販売されていた三菱 GTO
1990年にデビューした三菱 GTOは、北米での販売を視野に入れたGTカー。流麗なスタイルと「コークボトルライン」と呼ばれる絞り込まれたサイドのボディ造形が特徴。日本車として初めてアルミ製4ポット異径対向ピストンのブレーキキャリパーや、可変リアスポイラーおよびアクティブエアロシステムなどが装備されたことでも話題となりました。
素の状態で300馬力を超えている「6G72型」エンジン
三菱 GTOに搭載されるエンジンは、3.0リッター V型6気筒 6G72型で、自然吸気とツインターボの2種類をラインナップ。中でもツインターボエンジンは、日本仕様が280馬力、北米仕様が320馬力で販売されていました。手を加えない状態であっても300馬力を超える性能を有し、チューニングすることで500馬力を超える出力を発生させることも可能。さらに、低回転から分厚いトルクを発生する特性で、楽にロングドライブすることもできるエンジンです。
三菱 GTOの中古車相場
■中古車掲載台数:31台
■中古車相場:59.9万円~400万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年9月1日時点のデータ
▼これまでご紹介した名車はコチラ!▼
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。