ハコスカに初代Zなど、歴史に残る日産の名機「L型エンジン」搭載車3選
- 筆者: MOTA編集部
スカイラインやフェアレディZなど、数多くの名車を生み出している日産。これら名車の走りに欠かせないパーツといえばエンジンです。鋳鉄製エンジンブロックやチェーンによるカムシャフト駆動など、基本骨格が頑丈で耐久性が高いエンジンとして知られる「L型エンジン」は、長らく日産を代表するエンジンとして、数多くの名車に搭載されてきました。今回は、そんな「L型エンジン」を搭載していた日産車3選をご紹介します。
「L20型」を搭載する3代目スカイライン
日産を代表する車種であり、長い歴史を持つ「スカイライン」。中でも、1968年に登場した3代目スカイラインは、通称「ハコスカ」の愛称で知られ、今現在でも多くのファンを持つ日産の名車です。丸型4灯のヘッドライトや角型テールライト、そしてリアフェンダーのサーフィンラインが特徴的。開発の時点から、直列6気筒エンジンの搭載を視野に設計されたため、長いボンネットを持つスポーティーで伸びやかなスタイリングになっています。
直列6気筒「L20型」を搭載
3代目スカイラインには、直列4気筒と直列6気筒、2種類のエンジンが用意されました。1968年後半に登場した直列6気筒「L20型」の最高出力は105PS。後に追加された2ドアハードトップには、フェアレディZと同じ130馬力(ハイオク使用時)を発揮する「L20型」が搭載されます。
日産 3代目スカイラインの中古車相場
■中古車掲載台数:37台
■中古車相場:278万円~1490万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月5日時点のデータ
日産スポーツの代名詞 初代フェアレディZ(S30)
1969年にデビューしたS30フェアレディZは、ジャガー タイプEやポルシェ 911といった、ヨーロッパの高級GT(グランツーリスモ)と同等のスペックやスタイルを備えていながら割安な価格で登場。超軽量なモノコックボディにストラット式サスペション装着し、世界のスポーツカーと互角に戦えるポテンシャルを持っていたため、日本のみならず北米市場でも大ヒット。北米での名称は「Datsun Z(ダットサン)」でしたが、ダッツンズィーと呼ばれ親しまれました。
130PSを発生させる「L20型」
長いノーズに搭載される日本仕様の「L20型」は、2.0リッターの排気量で最高出力130PS/6000rpm、最大トルク17.5kg・m/4400rpmを発生。一方、輸出仕様では排気量を2.4リッターに拡大した「L24型」を搭載した240Zが投入されます。なお、1971年からは、240ZやGノーズでお馴染みの240ZGが日本にも導入されました。
日産 S30フェアレディZ(初代)の中古車相場
■中古車掲載台数:41台
■中古車相場:238万円~1580万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月5日時点のデータ
通称ブタケツと呼ばれた2代目ローレル(C130)
1972年に登場した2代目ローレル(C130)は、4代目スカイラインのプラットフォームを利用して作られた「ハイオーナーカー」。ハイオーナーカーとは、商用車やバンの設定を持たない個人向けの高級車のことを指します。
ボディバリエーションは、4ドアセダンと2ドアハードトップをラインナップ。リアバンパーにテールライトを埋め込んだ独特なスタイルが特徴で、通称“ブタケツ”と呼ばれ、現在でも多くのファンがいる名車です。
5種類の「L型」エンジン
C130ローレルには、トータルで5種類の「L型」エンジンが搭載されています。最高出力105PS/最大トルク15.0kg・mの「L18型」、最高出力115PS/最大トルク16.5kg・mのシングルキャブレター仕様と最高出力125PS/最大トルク17.0kg・mのSUツインキャブレター仕様の「L20型」、最高出力140PS/最大トルク22.0kg・mの「L26型」を用意。後に「L26型」は、最高出力140PS/最大トルク22.5kg・mの「L28型」へ変更となりました。
日産 C130ローレル(2代目)の中古車相場
■中古車掲載台数:9台
■中古車相場:245万円~898万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年11月5日時点のデータ
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