GT-Rの復活!スカイラインの名を再燃させたR32型 8代目 日産 スカイライン【MOTA写真館】
1989年に誕生したR32 日産 スカイラインは、「1990年代までに技術世界一を目指す」901運動の最中に生まれた。4ドアハードトップセダンと2ドアクーペのボディタイプ、1800ccから2600ccまでの幅広いエンジンバリエーションを揃える。また、日産モータースポーツの象徴である「GT-R」を16年ぶりに復活させ、日本だけでなく世界中にその名は知れ渡っている。
技術の日産を象徴するR32 スカイライン
「超感覚スカイライン」や「とんでもないが、とんでもいい」「あたたかな魂。」「I Love You, SKYLINE.」の通称やキャッチコピーを持つR32 スカイライン。215馬力を発生させる直列6気筒RB20DET型エンジンを搭載する「GTS-t」、直列6気筒RB20DE型エンジンの「GTS」、直列6気筒SOHCのRB20E型エンジン搭載「GTE」、直列4気筒SOHCのCA18i型エンジン搭載「GXi」と多彩なグレードを展開していた。
特に「GTS-4」は、RB20DET型エンジンに四輪駆動システムであるアテーサE-TSを組み合わせ、ツウ好みのR32スカイラインと言われることがあるほどだ。
また、1991年のマイナーチェンジでは、RB25DE型2500ccエンジンに5速ATを組合わせた「GTS25」を追加。スカイラインらしいスポーツ走行を、より身近に楽しむことができるグレードとして人気を博した。
名機とともに16年ぶりに復活した「スカイライン GT-R」
1989年、ついに「GT-R」が16年ぶりに復活を遂げる。直列6気筒2568cc 4バルブ DOHCにツインターボを装着したRB26DETT型エンジンを搭載。駆動方式は、FRをベースとし、アテーサE-TSを組み込んだ四輪駆動を採用する。
希少な限定モデルが多数存在
国内・海外のレースで活躍し、数々の輝かしい成績を残し、500台限定の「GT-R NISMO」やオーテックバージョン、そして、耐久用のベース車「N1」など、多くの限定車がいくつも存在する。
車としての完成度が高く、名機として今でも評価の高いRB26エンジンの誕生など、R32型日産 スカイラインは、スカイラインの歴史のみならず、日本の自動車史に残る1台だ。
R32 日産 スカイライン スペック
■全長×全幅×全高:4,530-4,580mm×1,695mm×1,325-1,340mm
■エンジン
・直列6気筒 DOHC RB26DETT
・直列6気筒 DOHC RB20DET
・直列6気筒 DOHC RB20DE
・直列6気筒 DOHC RB25DE
・直列6気筒 SOHC RB20E
・直列4気筒 SOHC CA18i
■トランスミッション:4速AT/5速AT/5速MT
■駆動方式:FR/4WD
■ボディタイプ:4ドアハードトップセダン、2ドアクーペ
■販売期間:1989年~1994年
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