日産 スカイライン V36 新型車解説
- 筆者:
- カメラマン:原田淳
新型スカイラインが待望のデビュー!目指すは世界!
日産 スカイラインがモデルチェンジ。12代目となる新型スカイライン(V36)は、“世界で戦う”という高い目標のもと、新開発エンジンの搭載やプラットフォームを全面的に見直し、スポーティ車としても、またファミリーが使う日常の車としても、ストレスなく、気持ちの良い走りの高性能セダンを目指して開発された。
官能的な表情とFRらしい躍動感をみせるスタイリング
初代スカラインが誕生したのが1957年。そこから今に到るまで日産が創り出してきた技術は「スカイライン」のために開発されたものであるということが少ないないと語られるほど、高い人気とともに時代を築き上げてきたスカイラン。12代目となる新型スカイラインも、「スカイライン」の名に恥じることのない高性能なセダンとして誕生した。
新型スカイラインのエクステリアは、FR車であることを主張する走りの良さを予感させる躍動的なスタイリング。V35型に対して全高は20mm下げられ、全幅は20mm拡大された。これによりロー&ワイドなプロポーションを形成。彫刻的に輝くフロントグリル、強く絞り込まれたようなフロントフェンダーと抑揚のある造形のエンジンフードが官能的な表情を創り出している。サイドには、リアホイールへ向かって勢いよくカーブするキャラクターラインが刻み込まれ、ロングノーズ、前傾したルーフライン、しっかりとした下半身が後輪駆動感を強調。Cピラーと豊かなリアフェンダーから流れるリアビューには、V35型から継承されたLシェイプテールランプ。スカイラインの象徴ともいえるLEDの丸型4灯が組み込まれる。
コックピット感覚のドライバー周りと快適なアシスト空間の融合
新型スカイラインのインテリアは、走る楽しさを予感させる質が高く快適な室内空間をデザイン。運転席には、コックピット感覚の囲まれ感を与え走る際の高揚感を演出。それに対して助手席側には心地よい流れに包み込まれた寛ぎの空間が表現されている。
フィニッシャーには、温かみのある和紙調テクスチュアの本アルミと、高級家具にも使用される「ビュバンガ」を使った本木目を設定。日産が得意とする「和のテイスト」が随所に織り込まれている。
街乗りでも、ロングツーリングでも疲れを感じさせないサポート性とクッション性の運転席/助手席には、パワーシートを標準装備。V35型に対してピップポイントを27mm下げてスポーティな乗車姿勢にしながら、低く抑揚のついたボンネットによって、広い視界と確保と、車幅感覚を認識しやすい構成となっている。 後席も、前席とのヒップポイントに高低差をつけることで、後方視界を広げ、快適性と居住性を向上させている。
トランクルームは、9インチゴルフバッグ4個とスポーツバッグ2個を積載可能な430リットルの空間を確保する。
新開発エンジンVQ35HR/VQ25HRを搭載
エンジンは、新開発のVQ35HR/VQ25HRエンジンを搭載。315ps、225psと高出力に設定されたこのエンジンは、HR=High Revolution(高回転)、High Response(高い応答性)を示す通り、は、7500回転まで気持ちよく回り、活き活きとしたレスポンスの良が売り。左右完全対称に設計され、濁り音のないクリアで心地よいエンジンサウンドを奏でる。組み合わされるトランスミッションは、DSモード付きフルレンジ電子制御5速オートマチック。さらにそれらを楽しくコントロールできるよう、ステアリングにはマグネシウム製のパドルシフトが用意される。
走行性能では、車体構成を根本から見直した高剛性・低振動ボディや、サスペンションも新開発され、ハンドリングと乗り心地がバランスがよくチューニングされている。さらに、世界初となる4輪アクティブステア(4WAS)を設定。日産独自の最新技術である4WASは、ステアリング操作に対する前後のタイヤの切れ角を車速に応じて調整し、スポーツカーのような機敏な動きと高速安定性を両立させたシステム。運転が上手くなったように気持ちよく曲がり、しかも高速ではしっかり安心して運転することができる。
新型スカイラインは、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」の認定を取得。2.5L車は「平成22年燃費基準+5%達成車」をクリア。また、 リサイクル可能率95%以上を達成するなど環境への取り組みも実施されている。
ライバルをメルセデス・ベンツやBMWなど世界に設定する新型スカイラインは、日産を代表するモデルとして、新たな歴史に挑む。
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