オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR 試乗レポート/山本シンヤ(2/5)

オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR 試乗レポート/山本シンヤ
オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ 画像ギャラリーはこちら

「原点に戻るクルマ」~ワクワクモータース・チガサキ A25~

オーテックジャパン「ワクワクモータース・チガサキ」マーチ ボレロR・A25(V36スカイライン改) 試乗レポート/山本シンヤ

そんなオーテック社内に面白いサークル活動がある。それが今回紹介する「ワクワクモータース・チガサキ」である。2012年、オーテックが25周年を迎える際に、開発メンバー以外にもオーテックのクルマ造りのプロセスに触れることで、「オーテックと言う会社はこのような事もできる!!」という事を実際に体験してもらう・・・という一環でスタートした。自分たちが欲しくなるクルマを絵に描いた餅ではなく、実際に一台のクルマとして仕上げることで“知見”を広げる意味もあったそうだ。総勢60名のメンバーで構成されているが、驚きなのは開発費用を含め全てがボランティア&就労時間外の活動という点だ。

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この活動の中から生まれた第一弾が「A25」である。

AUTECH創立25周年を迎えるにあたり、「オーテックらしいクルマとは?」「自分たちが欲しいと思えるクルマは?」と、ある意味原点に戻るためのモデルを作りたい想いがあった。様々なアイデアの中で多かった意見が、「FR(後輪駆動車)に乗りたい」「MTモデルに乗りたい」「家族で乗れるクルマ」だった。そのアイデアを日産のリソースを使って開発するとなると…ベース車はスカイラインだった、というわけだ。

オーテックには外観造形/設計/エンジン実験/車体板金/機械加工/塗装/内装縫製/車両組み立て/完成車両検査/改造登録申請業務と、改造車づくりに必要な仕事をすべて社内で賄える仕組みがある。そのメリットをフルに活かしたモデル…と言えるだろう。

改造はVVEL追加や6速MT換装など多岐に渡る

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A25は、V36型スカイライン セダン 350GT(5AT)の中古車をベースに、車両すべての部分にオーテックの血が注ぎこまれた。パワートレインはVQ35HRエンジンにVQ37用の「VVEL」機構を追加。さらに専用の吸気系に等長エキマニ&エキゾースト(フジツボ製)、専用コンピューター、軽量フライホイール&強化クラッチも採用されている。

面白いのはこのような仕様にも関わらず、レギュラーガソリン仕様という点だ。

トランスミッションはスカイラインクーペ用の6速MTに換装、軽量プロペラシャフト(カーボン+アルミ製)に3.916のローギアードファイナルデフ(インフィニティ G37 コンバーチブル用)、機械式LSD(NISMO製)などを採用する。

日産の他モデル用パーツを上手く流用

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シャシーはZ34やFUGA用の補強をプラスした上で、スカイラインクーペ用のリンクを移植し、車高調整機構付サスペンション(オーリンズ製)に変更して、ステアリング特性は欧州向けを使う。タイヤはフロント245/40R19、リア285/35R19のポテンザRE-11、ホイールはZ34 NISMO用を流用する。

ボディ周りはフロントはスカイラインクーペ用を加工して装着するが、リア周りは完全な新造形に変更(リアフェンダー、トランクパネル、バンパー)。ブリスター形状ではなく昭和テイストのオーバーフェンダー風にしたのは、ハコスカをイメージしているから!?

テールランプは…解る人にはすぐわかるR34スカイライン用を流用。ボディカラーは専用色「湘南ブラック」だ。

外装色は「湘南ブラック」、室内は「湘南ブルー」でコーディネイト

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一方、A25のインテリアは「湘南ブルー」でコーディネイト。フロントシートはブリッドのバケットシートを装着するが、助手席は乗り降りしやすい回転シート仕様。この辺りは福祉車両も手掛けるオーテックならではのアイデアだ。

後席は専用リアコンソール付きの2座仕様で、後席DVDならぬ後席CANメーター/データロガーを装着。また、時計やメーター(280km/hスケール)などにオーテックロゴを加えるなど細部にもこだわっている。もちろん、これらのモディファイはすべて保安基準に合致しており、法規に適合したナンバー付き改造車となっている。

[ワクワクモータース・チガサキ A25 公道試乗レポート・・・次ページへ続く]

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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