日産 リーフ NISMO RC 試乗レポート/飯田 裕子(1/3)
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部
まさに「リーフ」漬け! 電気自動車「日産 リーフ」&「リーフ NISMO RC」に触れる一日
『日産リーフ NISMO RC(ニスモ・アールシー)』をメインとする試乗会が、神奈川県の追浜グランドライブ(日産テストコース)で行われた。半日のプログラムながらその内容は盛りだくさん。リーフ NISMO RCはもちろん、市販の「リーフ」や下肢が不自由な方でも運転ができる「ドライビングヘルパー」装着車の試乗、そして新型急速充電器やエアロパーツを装着したリーフの紹介にリーフの生産工場見学と、まさにリーフ三昧!
現在、日産 追浜工場で製造されているリーフは、同時にジュークやキューブと製造ラインを共有。前出の2車種に混じってリーフが流れてきては、エンジンの代わりにモーターが、ガソリンタンクの代わりにバッテリーが搭載されていく様子を見ることができた。それはちょっと特別な作業が見られるのではないかという期待を、見事に裏切るほどのスムーズかつ速やかなものだった。
さらに先日発表されたばかりの新型急速充電器は、現在の急速充電器に対し約半分のサイズに小型化され、価格も147万円から100万円を大きく下回る予定だという。EV普及を加速もしくは広めるためにも充電設備の増加や充電時間の短縮など、インフラの整備も必要。その点では確実に前進している印象を持つことができた。工場の製造風景や急速充電器の進化を知っただけでも、発売以来、リーフがエコで便利なEVに留まることなく、我々の行動範囲やEVライフを広げつつあることがうかがえた。
しかしそれをより楽しく印象付けてくれたのはやはり、試乗だった。
ここで改めて「日産 リーフ」の実力を試す
最初に試乗したのは市販車のリーフ。すでに街中でもお馴染みのEV(電気自動車)だが、サーキットのようなテストコースでの試乗となると、注目すべきはハンドリングやパフォーマンスとなる。
クルマの空気抵抗は一般に速度の2乗に比例して大きくなり、ガソリン車なら燃費、EVなら電費に影響があるけれど、今日に限ってはそんなこと気にしない。
さて、リーフの走りに少しでも期待できそうな要素を改めて復習しておくと・・・。
リーフは従来のバッテリーに対し約2倍のエネルギー密度を保持し、それでいて軽量&コンパクトな大容量リチウムイオンバッテリーをリヤシートの下(ほぼ車体中央)に搭載。最高出力109ps、最大トルク28.6㎏-mを発揮するモーターをボンネットの中に収めたFF(前輪駆動)車だ。軽量に抑えたバッテリーを床下の車体のほぼ中央に配置したことで重心は低く、街中ではそれほど気にすることもない重量配分は、若干フロントが重い程度となっている。
またボディ剛性は既存のコンパクトカーと比べ4倍も高く、リーフには駆動トルク制御も採用されている。車重は例えば日産ティーダと比べても300~400kgほど重く、1520kgという数値は決して軽くはない。しかし剛性の高いボディと重量バランス、応答の速いモーターを使った先進技術などにより、日産が単なるエコなEVを開発していないことがうかがえる。
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