日産 リーフ e+(イープラス) 試乗|航続可能距離570kmをマーク! ハイパワー版リーフの実力を徹底評価(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田 清志
リーフの高性能版“e+”から見えてきた、電気自動車の次なる一手
リーフ e+にこそ、徹底チューニングを施した“NISMO”仕様が必要だ
一方、リーフe+の圧倒的な動力性能には、別の活用方法があると思う。
リーフに搭載するなら、ボディと足まわりに徹底したチューニングを施し、価格が高まってもNISMOのようにスペシャルティな世界観を表現したい。そうなればこのパワーが生きてくる。
より上級な電気自動車バリエーション展開にも“e+”の高性能は有効
リーフe+の優れた動力性能は、もう少しボディの大きな上級指向の電気自動車にも似合うだろう。
専用開発された日産の電気自動車は現在リーフのみだが、今後は車種展開も増やすことだろう。リーフe+の性能があれば、上級車種にも十分に搭載可能だ。
2019年1月14日より開幕の北米・デトロイトモーターショーで披露される予定のインフィニティ版EVコンセプト(QX Inspiration concept)にその答えがあるかもしれない。
リーフe+は2グレードの展開、価格はノーマル比で約50万円高
リーフe+は2グレードが用意される。価格は、リーフ e+ Xが416万2320円、リーフ e+ Gが472万9320円になる[価格は消費税込、以下同]。ノーマルグレードも踏み間違い衝突防止アシストやLEDヘッドランプを全車に標準装着して価格を高めたが、リーフ e+ Xは、ノーマルグレードのX(3,661,200円)に比べてさらに約50万円高い。これには少し割高感が伴う。
リーフe+をお勧めしたいユーザーはこんな人
リーフe+の価値を生かせるのは、高速道路を移動する機会の多いユーザーだ。高い動力性能は、登坂路や追い抜きをする時の余裕に繋がり、航続可能距離の拡大も高速道路での安心感と利便性を高める。
また現時点でリーフを使っていて、走ることの出来る距離や動力性能に不満のあるユーザーにも適する。
日産 リーフはエコカーの代表とされるが、リーフ e+の加速力には迫力が伴って、スポーツカーのような気分を味わえた。電気自動車を走りの楽しさで語れる時代が到来したことを、まずは喜びたい。
[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:和田 清志]
日産 新型リーフ e+(イープラス) とノーマルモデルのスペックを比較 | ||
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リーフ e+ | リーフ(ノーマル) | |
グレード | G | G |
駆動方式 | 2WD | 2WD |
駆動用バッテリー容量 | 62kWh | 40kWh |
一充電走行可能距離(JC08モード) | 570km | 400km |
一充電走行可能距離(WLTCモード) | 458km | 322km |
最高出力 | 160kW/4600-5800rpm | 110kW(150ps)/3283-9795rpm |
最大トルク | 340N・m/500-4000rpm | 320N・m(32.6kgf・m)/0-3283rpm |
車両重量 | 1680kg | 1520kg |
荷室容量(VDA) | 435L | 435L |
乗車定員 | 5人 | 5人 |
全長 | 4480mm | 4480mm |
全幅 | 1790mm | 1790mm |
全高 | 1545mm | 1540mm |
ホイールベース | 2700mm | 2700mm |
最低地上高 | 135mm | 150mm |
メーカー希望小売価格(消費税込) | 4,729,320円 | 3,999,240円 |
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