日産 リーフ e+(イープラス) 試乗|航続可能距離570kmをマーク! ハイパワー版リーフの実力を徹底評価(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田 清志
テストコースでリーフ e+を徹底試乗!【よいところ】
ノーマル比1.4倍! ちょっと過激なくらいの圧倒的なパワー差を実感
リーフ e+を発進させて最初に感じたのは、モーターの動力性能が大幅に高まったことだ。最高出力が1.4倍に増えたことを実感する。もともとモーターは瞬発力が強いが、リーフe+ではこの特性が明確に表現された。例えば時速60km前後で真っ直ぐ走っている時に、アクセルペダルを素早く深めに踏み増すと、駆動輪の前輪がホイールスピン(空転)を発生するほどだ。普通のエンジンを搭載したクルマでは、激しいシフトダウンなどを行わない限り、走行中にホイールスピンが発生することは考えにくい。
しかも電気自動車だから、当たり前の話だがノイズが小さい。アクセルペダルを踏み増した次の瞬間、ほぼ無音で力強い加速に見舞われると、ちょっとビックリさせられる。ほかのパワーユニットでは味わえない電気自動車独特の加速感だ。ノーマルグレードの動力性能を従来のエンジンに当てはめると、2.5~2.7リッター相当だが、リーフe+は3.2~3.5リッターと受け取られた。
高回転域の伸び悩みもなく、ダイナミックな走りを堪能出来る
高回転域の吹き上がりも良い。モーターの性質により、リーフのノーマルグレードでは加速を続けると次第に速度上昇が鈍るが、e+はこの限界速度が高い。少なくとも法定速度内で走るなら、モーターの回転伸び悩みを感じる機会はほとんどないだろう。初代(先代)リーフが2010年に発売された頃に比べると、電気自動車の技術と動力性能は大きく進化した。
開発者にリーフe+のチューニングについて尋ねると、「パワーの立ち上がり方をもう少しマイルドにすることも考えたが、結論としては、ドライバーの操作次第で駆動力を一気に高められる設定にした」という。
ちなみに電気自動車が先に述べたホイールスピンを発生させると、タイヤがグリップを回復して空転が止まった段階で、モーターに大きな負荷を与えてしまう。そのために電気自動車やハイブリッド車は、トラクションコントロールを確実に作動させてホイールスピンを徹底的に防ぐことが多いが、リーフe+は相応に許容する。動力性能と併せて信頼性も高まり、ダイナミックな走りを味わえるようになった。
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