航続可能距離280kmに伸びた「日産 リーフ」マイチェンモデルを試す!(3/5)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:茂呂幸正
+52km分の余裕で、行動にもゆとりが持てるようになった
ともあれ、30kWhの仕様のリーフに乗って嬉しいことは、自分の行動パターンに合わせてEVと向き合いやすくなったことだろう。
仮にEVの航続可能距離が500km以上になれば、内燃機関をもつクルマと比べて不足は感じにくいかも知れないが、どんなに航続距離が伸びたとしても、電欠のリスクを考えれば最後までバッテリーを使い切るワケにはいかない。
その点、30kWhの仕様の航続距離280kmという数値は、テスラの500kmと比べれば随分短いが、24kWhのリーフと比べて+52km分多く走れるバッテリーの余裕が生まれたぶん、快適装備を気負うことなく使えるようになったり、電力を消耗しやすい高速走行で不安に感じにくくなったことに気がつく。
走れる距離が伸びたぶん、休憩や買い物などで立ち寄りたいスポットに直接足を伸ばしやすくなったし、充電スポット検索が臨機応変に使えるようになったため、航続距離がギリギリになって慌てて充電スポットを探すようなケースも減った。
つまり、これまで以上に充電の必要性に迫られるプレッシャーが少なくなったことで、行動パターンに余裕が持てるようになったのだ。
[EVがおサイフに優しいこれだけの理由・・・次ページへ続く]
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