日産 GT-R 2011年モデル Black Edition 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
2011年モデルはGT-Rにとって初の「マイナーチェンジ」
登場からまもなく1年が経過する、2011年モデルのGT-Rブラックエディションを借り出すことができた。そう遠くないうちに2012年モデルが登場するであろうこのタイミングで、あらためて総括しておきたいと思う。
2007年のデビュー以来、日本車としては珍しく、イヤーモデル制を公言し、毎年何らかの改良を行なってきたGT-Rだが、前回の変更は年次改良ではなく、初の「マイナーチェンジ」であり、かなり大きく変更が加えられた。それにより、マイナーチェンジ以前に比べての差は、けっして小さくなかったことも、すでにサーキットを中心とするインプレッションでお伝えしているとおりだ。
スペックVとエゴイストといった特殊なモデルを除くと、標準モデルと、「ブラックエディション」、「プレミアムエディション」という3本立てのラインアップである点は従来と同じ。そして、それまで単にGT-Rと呼んでいた標準モデルに、「ピュアエディション」というネーミングが与えられた。
ところで、GT-Rの各イヤーモデルの価格を追うと、いずれも2007年12月の発売時に対し、1年後の2008年12月発売の2009年モデルではいきなり大幅に上昇し、2009年12月発売の2010年モデルでは据置かれたが、2010年11月発売の2011年モデルではさらに上昇していることがわかる。もちろん中身も相応に充実しているのはいうまでもない。
●ピュアエディション:777万円→861万円→861万円→869万4000円
●ブラックエディション:792万7500円→882万円→882万円→930万3000円
●プレミアムエディション:834万7500円→924万円→924万円→945万円
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