熟成が進みオンロードで輝く新型GT-R|日産 GT-R 2020年モデル 基準車 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:佐藤 正巳
GT-R NISMOと同時に、ベースである基準車も2020年モデルにアップデートされた。こちらはサーキットではなく、一般公道での試乗となった。その進化の度合いをモータージャーナリストの山田 弘樹氏のレポートでお届けする。
>>さらに進化を遂げたGT-R 2020年モデルを写真でチェック[フォトギャラリー]
豊かなポテンシャルを余裕として味わえる基準車
GT-R NISMOの2020モデルをサーキットで味わった後、オンロードで基準車である2020年モデル(以下MY20モデル)にも試乗することができた。
NISMOでその刺激を味わった後だけに、一般公道ではGT-Rの魅力が味わえず物足りなくなるのではないか? と心配したが、むしろGT-Rが持つ「ロードゴーイング性能」を確認することができた。
>>GT-R NISMOのサーキットインプレはこちら[試乗レポート]
MY20モデルの魅力は、そのポテンシャルを“余裕”として味わえることだ。
タービンはGT3譲りの高性能版ではく、ブレードが12枚のMY17仕様。しかしNISMOと同じチューニングとして、「アブレダブルシール」を採用しているのが、基準車におけるひとつのトピックである。
アブレダブルシールとはコンプレッサーハウジングとタービンブレードの間に挟み込まれる樹脂製のシールで、これを挿入することで吸入空気経路のクリアランスは50%も狭められた。その結果タービンのピックアップレスポンスが高まったという。
アブレダブルシールの挿入は量産化の難しい技術だが、これをクリアしたことによって基準車にも採用ができるようになったとのことだった。
またRモードを選んだ際はNISMOと同じくシフトスケジュールが先鋭化され、より低いギアで積極的にパワーバンドを維持するようになった。
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