【整備士の転職理由 実態調査】全体1位は「給与」も、若年層・シニア層では「仕事内容への不満」が最多


同じ「仕事内容への不満」でも、若年層は「成長機会」、シニア層は「負担軽減と経験活用」を重視

自動車業界専門の求人サイト『カーワク』を運営する株式会社アプティ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:井田秀明)は、2025年7月から2026年7月までの自動車整備士資格保有者を対象とした転職相談データ1,651件をもとに、「自動車整備士の転職理由に関する実態調査」を実施しました。

調査対象:当社『カーワク』2025年7月1日~2026年7月31日の転職相談データ1,651件


自動車業界専門の求人サイト『カーワク』


調査のハイライト

1. 全体の傾向:転職理由全体の1位は「給与(30.5%)」、次いで「仕事内容への不満(24.8%)」。
2. 外国籍求職者との意識差:外国籍求職者の41.1%が「給与」を理由に挙げ、日本人求職者(27.8%)を13.3%上回る。
3. 年代による違い:日本人の30~50代は「給与」、若年層・シニア層は「仕事内容への不満」が転職理由の最多に。

本調査は求人サイト『カーワク』のコラム( https://carworkassist.com/column/84958.html )でも公開しています。

調査結果詳細

1.転職理由の全体傾向
今回の調査では、「給与」を転職理由と回答する人が30.5%と最も多く、次いで「仕事内容への不満」が24.8%と、整備士の転職理由の半数以上が「給与」と「仕事内容への不満」に集中していることが分かりました。


図1.転職理由の全体傾向(2025年7月~2026年7月)

2.外国籍求職者との意識差


図2.外国籍求職者との意識差(2025年7月~2026年7月)


日本人は最も多い「給与」(27.8%)と次いで多い「仕事内容への不満」(27.4%)の回答割合がほぼ同程度である一方、外国籍では「給与」が41.1%と最も多く、「仕事内容への不満」は15.0%にとどまりました。
考えられる理由として、当社への相談では外国籍求職者は、母国の家族を支えるために日本で就業しているケースも多く見られるため「給与」が重視されると考えられます。
3.「仕事内容への不満」を理由に転職する人の特徴
外国籍求職者の就業背景をふまえ、本項目では対象を日本人に絞り調査しました。
年代別に分析すると、30~50代では「給与」が最多となった一方で、29歳以下の若年層と60歳以上のシニア層では「仕事内容への不満」が最多となりました。


図3.年代別の転職理由(2025年7月~2026年7月)


さらに、当社に寄せられた転職相談内容を見ると、同じ「仕事内容への不満」という理由であっても、年代によって求める仕事内容には違いが見られました。

1.若年層(29歳以下)の求める仕事内容
29歳以下の相談内容には、「より幅広い作業や車種への挑戦」「接客を通じた経験の幅」など、整備士としての市場価値を高めたいという前向きな意欲が共通しています。

【実際の求職者の声】※相談内容から、趣旨が変わらない範囲で一部抜粋・要約しています。
・「トラックの整備をしていたが、軽自動車や普通車など様々なメーカーの車種に触れて経験を積みたいと思った。」
(22歳・3級自動車整備士)
・「パーツ交換ばかりの作業では専門的な技術が身につかないと感じた。部品をただ取り替えるだけでなく、重整備や分解整備をしっかり経験できる環境で働きたい。」
(23歳・2級自動車整備士)
・「もっと色々な経験を積んで成長したかった。接客も含めてお客様としっかり向き合える現場で、整備士を続けていきたい。」
(24歳・2級自動車整備士)


2.シニア層(60歳以上)の求める仕事内容
60歳以上の相談者からは、「体力に見合った作業量とペース」「長年の経験や検査員資格の活用」「無理なく長く働ける仕事」を希望する切実な声が集まりました。
給与よりも、「検査業務や点検・軽作業など、体力的な負担を抑えながら、これまでの経験や技術を活かせる環境」を重視しています。

【実際の求職者の声】※相談内容から、趣旨が変わらない範囲で一部抜粋・要約しています。
・「腰痛持ちで整備割合が大きい現場は体力的につらい。検査員資格を活かして、検査業務や軽整備を中心に現場で長く貢献したい。」
(60歳・自動車検査員)
・「1人では見合わないような台数をこなさなければならず、仕事量が多くて体力的に厳しくなった。過度にスピード感を求められる現場ではなく、無理のないペースで確実に整備できる環境が良い。」
(61歳・自動車検査員)
・「業務量が多く体力的についていけなくなった。給与よりも身体への負担を抑え、重作業を伴う整備よりも、車検や点検などの業務中心で長く働きたい。」
(65歳・2級自動車整備士)

企業への示唆

給与水準の引き上げは、人材確保において欠かせない取り組みです。しかし本調査から、日本人の転職理由は年代によって異なるほか、外国籍では給与を理由とする割合が突出して高いなど、属性ごとの特徴が明らかになりました。
退職の要因が分かれば求職者が次に求める環境も見えてくるため、属性に応じた「社内の離職防止策」と「採用時の条件提示」の両輪でアプローチを設計する必要があります。具体的には、以下のような取り組みが考えられます。

■若年層(29歳以下)
離職防止:担当する整備作業のステップアップの基準(例えば何年目から重整備に携われるか等)を明示し、本人の習熟度や希望を確認・すり合わせる機会を定期的に設ける。
新規採用:入社後に担当する作業や車種のステップアップ目安を可視化する。あわせて、「扱える車種の幅」や「接客機会の有無」を明確に提示する。採用担当者と現場の認識にズレがあると入社後のギャップから離職につながるため、現場の実情を把握したうえで、新人スタッフの実際の声を聞ける機会を設ける。

■シニア層(60歳以上)
離職防止:本人が体力的な限界を訴える前に、担当台数や作業ペースを調整する。また、検査員専任や点検・軽作業を中心としたポジションへ柔軟に移行できるキャリアパスを用意する。
新規採用:求人票・面接時点で「経験を活かせる故障診断・検査業務などの専任ポジション」があることを明示し、「身体に無理のない働き方(担当台数・ペース配分)」を具体的な条件として提示する。

■外国籍求職者
離職防止:明確な給与テーブルを設け、勤続年数や資格取得に応じた昇給の道筋を可視化することで、将来の収入に対する不安を払拭する。
新規採用:入社時点でキャリアパスと連動した具体的な昇給モデルを提示する。

調査概要
調査対象  :2025年7月から2026年7月に弊社へ寄せられた転職相談データ
対象    :自動車整備士の資格保有者
有効回答数 :1,651件
調査対象地域:全国
調査期間  :2025年7月から2026年7月
調査主体  :株式会社アプティ『カーワク』
『カーワク』について
『カーワク』は、2017年のサービス開始以来、自動車業界の人材不足解消を目指し、企業と求職者双方にとって価値のあるプラットフォーム作りを提供してきました。一社でも多くの企業が利用できるよう「掲載から採用まで完全無料」としており、これまでに多くの企業が費用をかけずに整備士や関連職の採用を成功させています。
サービス名 :カーワク
サービス開始:2017年
掲載求人件数:17,800件(2026年8月時点)
公式URL  :https://carworkassist.com/
優先ソース登録(※):https://www.google.com/preferences/source?q=https://carworkassist.com
※カーワクでは自動車整備士に関連する調査報告を引き続き行ってまいります。Googleの新機能『優先ソース』にカーワクを登録いただくと、AIによる概要やAIモードの回答で優先的に専門情報が表示されるようになります。

『カーワク』3つの特長 
1.業界トップクラスの求人掲載数
自動車整備士をはじめ、鈑金塗装、営業、受付など、自動車アフターマーケット市場に携わる幅広い職種の求人情報を掲載しています。

2.完全無料の料金体系
登録から求人掲載、採用決定後まで費用は一切かからず、すべての企業・求職者が無料でご利用いただけます。
また、採用担当者の負担を軽減するため、求人票の代行作成にも対応しています。

3.業界特化型のサイト設計
「工具貸し出しあり」「マイカー・バイク通勤OK」「土日祝休み」など、整備士をはじめとした求職者が実際に希望する条件を検索項目に採用。
自動車業界に特化しているからこその機能で、企業と求職者の効率的なマッチングを実現しています。
会社概要
社名   株式会社アプティ
代表   代表取締役 井田秀明
本社   東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル7F
サイト  https://upty.jp/
創立   2009年2月
資本金  3億 8,000万円(関連会社含む)
社員数  230名
事業内容 1.自動車 / メカニック専門 総合人材サービス事業
     2.外国籍人材サービス事業(採用・教育・管理)
     3.HR tech / SaaS事業(産学連携)
     4.出張整備事業
     5.自動車用品製造・販売
     6.自動車整備工場向け環境整備事業


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プレスリリース提供:PR TIMES

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監修者MOTA編集部

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