パイオニア、中型自動運転バスによる一般道交差点を対象とした実証実験開始|2022年以降の本格実装を目指す

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パイオニアスマートセンシングイノベーションズ株式会社は、ひたちBRT中型自動運転バス実証検討協議会が実施する「中型自動運転バスによる実証実験」に参加し、一般道交差点を対象とした走行支援の実証を行うこととなった。

3D-LiDARを活用した「交差点監視システム」の検証を実施

今回の本実証では、パイオニアスマートセンシングイノベーションズ株式会社(以下PSSI社)が開発した3D-LiDAR「2020モデル」を一般道交差点の路側に設置し、 交差点内外を走行する車両等を検知して、その存在とリスクの度合いを自動運転バスおよび乗客に知らせる「交差点監視システム」の検証を行う。

実証実験における検証の概要

現在、茨城交通が運営するひたちBRTでは、路線長約9kmにおいて自動運転バス実証実験を行っている。その路線内、大沼小学校東停留所の南に位置する複雑な形状の交差点の路側に、PSSI社で開発した3D-LiDAR「2020モデル」を設置。車両等を検知する「交差点監視システム」を検証する。

このシステムは、3D-LiDARで取得した点群データを解析して得られた交差点内外の車両等の位置や進行方向、速度等の情報を自動運転バスへ事前に共有。同時に検知した車両等のリスクの度合いまで判定し、色分けしたグラフィック表示でバスの乗客や遠隔監視者へ知らせることにより、安心・安全な自動運転バスの運行をサポートするのだ。

PSSI社が開発した3D-LiDAR「2020モデル」

2020秋発売の3D-LiDAR「2020モデル」は、MEMS(微小電気機械システム)ミラーによるラスタースキャン方式を採用しており、小型でありながら高密度かつ高精細な点群データを取得することが可能。

車載、 交通監視用途のほか、 セキュリティ、 船舶、 農業・建設機械、ロボットなど幅広いシーンでの活用を想定している。

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筆者MOTA編集部

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

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