アルピーヌ A110S 受注開始｜美しすぎるフレンチスポーツに待望の上級モデル登場
アルピーヌ・ジャポンは2019年11月21日、A110のスタイリングをよりダイナミックにし、パワートレインとシャシーの改良によってスポーツ性能を大きく高めたA110Sの先行予約を開始した。価格は899万円～939万円（消費税込み）。
アルピーヌはフランスのスポーツカーメーカーで、現在A110ピュア、A110リネージの2つのモデルをラインナップしており、今回登場したA110Sはその上級モデルとなる。
A110から進化した内外装
象徴的な黒とオレンジ
A110Sには、A110とは異なる専用デザインが施されている。
A110のリアピラーに装着されるトリコロールエンブレムは、A110Sではカーボンファイバー（黒）とオレンジに、フロントとリアの「ALPINE」のエンブレムはブラックに変更されている。またブレーキキャリパーもオレンジに塗装だ。なお黒とオレンジの対照的な色合いは、軽さと強烈なドライビングというA110Sの特性を表している。
また室内のステッチカラーも、A110のブルーに対してA110Sではオレンジが採用される。洗練された黒いディナミカ（スエードタイプの人工皮革）が使用されたルーフライニング、サンバイザー、ドア内張は、この新しいモデルを特徴付ける装備のひとつである。
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292PSの1.8Lターボエンジン
最高出力がパワーアップ
A110に比べてエンジンの最高出力が 40PS増したA110Sは、A110シリーズ中最も速くパワフルなモデルである。
292PSの最高出力は6420rpmで発生し、A110よりも回転数で約420rpm高くなっている。また最大トルクは320Nm/2000～6420rpmで、こちらもA110と比べ1420rpmトルクバンドが広くなっている。
エンジンパワーは電子制御7速AT（7DCT）を介して後輪に送られる。一方、ブレーキの機構を使う電子制御トルク配分システムにより、最小限のホイールスピンでコーナーから非常に鋭く素早く脱出することができる。
最高出力の向上により、A110SのパワーウェイトレシオはA110の4.3kg/PSに対し、3.8kg/PSへと向上、0～100km/h のタイムは4.4秒となっている。
究極のハンドリングを目指したシャシー
安定性と正確性を両立
A110Sのシャシーは、サスペンションのセットアップから安定性制御の最適化、そしてホイールジオメトリーやタイヤの構造、コンパウンドに至るまで徹底的に磨きあげられている。
専用構造・専用コンパウンドのミシュラン パイロットスポーツ4という新しいタイヤと、シャシーの大幅な見直し、そしてそれに合わせた横滑り防止装置（ESC）は、高速域における安定性と正確なハンドリングの両立を実現している。
各ボディカラーと価格
■ブルーアルピーヌメタリック：899万円
■ブランイリゼメタリック：899万円
■グリトネールマット：939万円
※価格はいずれも消費税込み
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