欧州日産、約10年ぶりに新型ジュークを発表|日本でのデビューについては言及せず
待ちくたびれた! 約10年ぶりのフルモデルチェンジ
欧州日産は2019年9月3日(現地時間)、コンパクトSUV「JUKE(ジューク)」をおよそ10年ぶりにフルモデルチェンジした。ボディサイズを拡大し居住空間を改善。「プロパイロット」など、日産の先進技術もふんだんに盛り込んだ。
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日産 ジュークは2010年の発表以来欧州を中心に人気を博し、世界で100万台以上を販売した。欧州においてコンパクトSUVの市場を開拓し、多くのフォロワーを生み出すきっかけとなったモデルで、大胆なデザインも未だに新鮮な印象だ。
ボディサイズを拡大し室内も広くなった
新型ジュークは欧州・ロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンの5か所で同時発表された。初代モデル同様に大胆なクーペフォルムを継承。ボディサイズは全長×全幅×全高4,210×1,800×1,595mmとやや大きくなり、従来型に比べ後席の足元空間や荷室・収納スペースを拡大させた。
搭載されるのは最高出力117馬力を発揮する1リッター3気筒ガソリン直噴ターボエンジン。6速MTもしくはパドルシフト付き7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)と組み合わされる。プロパイロットを始めとする日産の先進運転支援技術も採用された。なお今のところ日産のハイブリッド技術「e-POWER」搭載は発表されていない。
欧州仕様車は現行モデル同様に日産の英国・サンダーランド工場で製造され、2019年11月頃よりデリバリーが開始される予定。価格は17,395ユーロ~25,395ユーロ(約202万円~約295万円)。
※1ユーロ116.2円で換算
日本での発売については一切発表がない点が非常に気がかり
欧州のプレスリリースでは、日本などグローバルでの展開に関する記載はなく、そればかりか現時点では日本の日産自動車プレスサイトにおいて、そもそも新型ジューク自体の言及が一切ない点は非常に気がかりだ。
※注記:その後9月4日(水)午前10時に日本の日産自動車プレスサイトにも欧州リリースの翻訳文が掲載された
ジュークのコンパクトなボディサイズは日本市場にもマッチし、本来なら、日産の本拠地である日本でまず発表されてしかるべきモデル。しかし一部報道では現行モデルを継続販売するとの情報もあり、日本での新型発売自体も危ぶまれる状況だという。
今秋の東京モーターショー2019ではなんらかの発表が行われるのか、今後の日産の動向にも注目が集まる。
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