国土交通省、スバルに完成検査における不適切事案について、再発防止策の見直しを勧告
2018年11月14日、国土交通省はスバルの一連の完成検査に係る不適切事案について、同社に対し再発防止策の見直し及び徹底など6項目に渡る勧告をしたと明らかにした。これは、国土交通省によるスバルへの立入検査や、2018年4月及び10月にスバルが提出した報告書によるもの。
国土交通省は勧告に至った理由として、スバルの完成検査に関して改善が必要であると判断したためとしている。
併せて国土交通省は、スバルを当分の間重点的な監視対象とし、一連の完成検査の不適切事案及び同社の今後の対応を踏まえ、更なる対応が必要となる場合には、厳正に対処する旨を通告した。
国土交通省が勧告した6項目
・完成検査現場業務の把握・管理についての再点検
・完成検査業務の継続的点検の実施
・再発防止策の見直し
・再発防止策の徹底及び実効性確保
・再発防止策の実施状況等についての四半期毎の報告
・不適切事案の判明時、リコール等の必要な措置を速やかに講ずること
勧告を受けたスバルの対応
今回の不適切事案に関連して、スバルは日本国内向け車両約10万台にリコールを実施することを、2018年10月に発表している。
◆10月に実施が発表されたリコール対象車種を、一部画像でみる
勧告を受けスバルは、「品質第一」の意識を徹底し、かつ法令遵守の推進と再発防止策の確実かつ迅速な実施によって、ユーザーからの信頼をできるかぎり速やかに回復すべく努めていくとしている。
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