ホンダ N-BOX、4月にスロープ仕様追加|N-BOX+(プラス)の後継モデルに

標準のN-BOXよりも荷室床を低く設定

ホンダは、2018年4月19日に発売する予定の「N-BOX スロープ仕様」を自社のWebサイトで公開した。

ホンダ N-BOXは2017年9月に2代目へとフルモデルチェンジした軽自動車。2017年(1月~12月)の新車登録台数で軽・登録車含め全ての新車でNo.1の販売台数を記録するなど、大人気のモデルだ。先代のN-BOXでは派生モデルとして「N-BOX+」(プラス)を設定していたが、こちらのフルモデルチェンジは見送られており動向が注目されていた。

N-BOX+は荷室の床を通常モデルより低く設計。オプションでスロープも用意し、後部に自転車や車いすを容易に載せることも出来る多目的用途に向くモデルだった。2018年4月19日より発売予定のN-BOX スロープ仕様はまさにその後継モデルとなる模様だ。Webサイトでも、ノーマルのN-BOXに対しテールゲートの開口部が低く設定されている様子がうかがえる。

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福祉用途のみならず多目的に利用可能な仕様に

ホンダのWebサイトでは「普段づかいはもちろん、介護から趣味まであらゆる家族の、あらゆるシーンで役にたつ。そんなクルマを目指したN-BOXスロープ仕様」と記載されている。

またサイト内の動画で開発責任者は『N-BOXシリーズの中で荷物を積める量はいちばん多い』と語る。いっぽうで4人乗りのN-BOX同様の仕様で先進の安全装備「Honda SENSING」を標準装備するほか、多彩なボディカラーなども標準車同様に選択可能となっているという。

さらに動画では荷室の床がそのままスロープになったり、乗り込み用の手すりがワンタッチで稼働したりする仕様も紹介。使い勝手も先代のN-BOX+を大きく上回っている。

ホンダとしては、新型N-BOX スロープ仕様を福祉車両のみならず、アウトドアレジャーなどの趣味の道具を積み込むクルマとしても売り込みたい目論見だ。

これまで新型N-BOXでは運転席と助手席がつながった「ベンチシート仕様」と、助手席が大きくスライド出来る「スーパースライド仕様」の2種類のバリエーションを持っていたが、さらに「スロープ仕様」が追加され、N-BOXの選択肢がグンと広がることになる。

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