トーヨータイヤ、乗用車用低燃費タイヤ「SD-7」発売
東洋ゴム工業は、乗用車用低燃費タイヤカテゴリーにおいて新スタンダードタイヤ「SD-7(エスディーセブン)」を新たに開発し、日本国内で2018年4月1日より発売する。全21サイズで価格はオープン価格となる。
一般的に、車の走行時には、路面との接地摩擦など抵抗を受け、タイヤ内部でエネルギーロスが発生する。このエネルギーロスを抑えることでタイヤを転がりやすくする(転がり抵抗を低減する)一方、ウェット路面でのタイヤのグリップ力を高める(制動距離を短くする)必要となる。
また、転がりやすくなることで摩耗が進むのを抑制する耐摩耗性能(タイヤライフ)を向上させていくことが、低燃費タイヤ開発における課題となる。
新商品「SD-7」は、低燃費性能と耐摩耗性能を高い次元で両立し、タイヤラベリング制度における転がり抵抗「A」、ウェットグリップ性能「c」を取得した新スタンダード低燃費タイヤ。独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」を用いたトレッドゴムの配合設計をはじめ、高いシミュレーション技術によるパターンデザインの採用などにより、同社従来品(「TOYO TEO plus」)比で転がり抵抗を17%低減するとともに、耐摩耗性能(摩耗ライフ)を12%向上させた。
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