【衝撃】着用率36% 後席シートベルト非着用は危険すぎる! 運転手はサンドウィッチ状態
後席でのシートベルト着用は2008年に義務化されたものの、一般道路における後部座席のシートベルト着用率は未だ36%と低い状況で、車の安全性能は向上しているが、乗員の安全対策は決して100%守られるものではない。
そこで、乗車した際の安全対策の一つとして、後席でもシートベルト着用するよう強く呼びかけているJAFが、後席でのシートベルト着用有無による衝突実験を行い、その結果を公開した。
◆実験は、座席にダミー人形(以下、ダミー)を乗せた車をバリア(障壁)に衝突させ、ダミーの挙動と頭部傷害基準値(HIC※1)を計測。後席でシートベルトを着用する重要性を検証するもの。
実験結果は、シートベルトを着用していない後席ダミーが前方に投げ出され、運転席のヘッドレストに頭を打ち付け、さらにシートごと運転席ダミーを押しつぶす結果に。
その際のシートベルトを着用していない後席ダミーのHIC2192まで上昇し、シートごと押しつぶされた運転席ダミーのHIC1171と高くなった※2。
一方、シートベルトを着用していたダミーは、シートベルトで上体をしっかりと拘束されていたため、投げ出されることはなかった。
後席でシートベルトを着用しないと、本人が死亡や重傷につながる致命的な頭部損傷を負う可能性が高いだけでなく、同乗者にも衝突して致命傷を負わせる危険性が非常に高くなることに。一般道路でも後席では必ずシートベルトを着用することが重要となる結果が見て取れる。
JAFは、運転者が前席だけでなく後席に乗者する方にも必ずシートベルトの着用を促すよう呼びかけている。
※1 HIC:衝突や転倒による衝撃が脳に及ぼす影響度を示す目安。
※2 HICが1000を超えると、頭部に重大な損傷が発生する可能性があります。更に、HICが2000を超えると、死亡や重傷につながる致命的な頭部損傷を負う可能性が高くなります。
【実験詳細について】
内容:車の前面全体をバリア(障壁)に衝突させる方法(フルラップ前面衝突試験)で、後席でシートベルトを着用する重要性を検証。
方法:車の前席及び後席にダミーを各2体乗せ、後席運転席側のダミーのみシートベルト非着用とし、速度は55km/hで衝突した時のダミーの挙動と頭部傷害基準値を計測。
結果:シートベルトを着用していない後席ダミーは前方に投げ出されました。さらに運転席のヘッドレストに頭を強く打ちつけ、シートベルトをしている運転席ダミーを押しつぶした。運転席ダミーは後方から押しつぶされてしまったことで、膨らんだエアバックとの間に挟みこまれた。
この時の後席ダミーの頭部傷害基準値は2192と、死亡や重傷につながる致命的な頭部損傷を負う可能性が高いことが実証された。また押しつぶされた運転席ダミーは1171と、死につながらなくとも頭部に重大な損傷が発生する可能性が高く、たとえ一般道であっても後席シートベルト着用の重要性が明らかとなった。
一方、シートベルトを着用している後席ダミーはしっかりと固定され、前方に投げ出されることはなかった。
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