新世代スバル第二弾はSUV、新型XVを早くも世界初公開!

スバル 新型XV(欧州仕様)

富士重工業は3月7日、ジュネーブ国際モーターショーで新型XV(欧州仕様車)を世界初公開した。

新型XVは、コンパクトなボディサイズとスバル独自のシンメトリカルAWDをベースとした本格的なSUV性能、ラギッドでスポーティなデザインを組み合わせることにより、都会からアウトドアシーンまで幅広く活用できる多用途性を実現したクロスオーバーSUVである。

2012年に発売してから初のフルモデルチェンジにあたり、従来型XVの個性的なデザインや悪路走破性を強化しつつ、全面刷新したプラットフォーム“SUBARU GLOBAL PLATFORM”の採用により、世界トップクラスの衝突安全性能・優れた危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリング・快適な乗り心地を飛躍的に進化させ、富士重工業の中期経営ビジョン『際立とう2020』における次世代モデル第2弾としてユーザーに安心と愉しさを提供する。

欧州市場以外での新型XVの商品仕様は、3月8日の日本市場仕様発表を皮切りに、順次各市場にて発表する。

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スバルらしさを追求したデザイン・パッケージング

ラギッドでスポーティなXVならではの個性的なデザインを、スバル共通のデザインフィロソフィー “DYNAMIC × SOLID”の下で表現。内外装細部の仕上げにもこだわり高い質感を提供しつつ、スバルらしい機能性の向上も実現した。

<エクステリア>

・フロントフェイスは、ワイド&ロースタンスでスバルならではのスポーティな印象を与えるとともに、スバルの象徴であるヘキサゴングリルからシャープなホークアイヘッドランプまでを一体感を持って立体的に構築。フロントからサイドを経由してリアまで繋がり、各部のデザインが1つの塊となる起点としての役割をフロントフェイスが果たしている。力強い造形のヘキサゴングリルとフロントバンパー上のマットブラックのクラッディングによりSUVの機能性を表現し、XVのラギッドなキャラクターを強調した。

・サイドシルエットについては、フロントフェンダーからドアパネル・リアショルダーまでを繋ぐ抑揚豊かなキャラクターラインとリアに向けて跳ね上がるドアパネル下部のキャラクターラインにより、ソリッドなボディ表面に躍動感を持たせた。力強く張り出すフェンダーフレアーはスバルのAWDがもたらす信頼感を表現している。

フロントバンパー・ホイールアーチ・サイドシル・リアバンパーへと連続して設けたマットブラックのクラッディングについては、動きのある形状とすることで、クロスオーバー車らしい愉しさを表現した。

スバル 新型XV(欧州仕様)

・リアについては、フロントと同様に、ヘッドランプと共通のモチーフを持ち、かつワイドなリアコンビネーションランプが表現する、ワイド&ロースタンスとした。絞り込んだキャビンとリアコンビネーションランプ上まで突き抜ける力強いショルダーによる軽快かつスポーティなデザインと、ブラックのリアスポイラーやリアバンパー上のマットブラックのクラッディングがもたらすラギッドなテイストのコントラストにより、使用するシーンを選ばないXVの個性的なキャラクターを強調した。

・スバル車にとって不可欠な機能性についても、優れた空力性能や視界性能を確保し、機能性とスタイリングとの高次元での融合を実現している。

・XVのスポーティでカジュアル、かつラギッドなキャラクターを体現した新デザインのアルミホイールを採用した。

・新外装色として、鮮やかなソリッドカラーであるクールグレーカーキとサンシャインオレンジを採用した。いずれもマットブラックのクラッディングとのコンビネーションが最も映えるトーンとし、XVの活動的かつ機能的なイメージを際立たせた。

<インテリア>

・スポーティで先進的なデザインと精緻な造り込みを融合させ、クラスを超えたインテリア質感を提供する。

・インストルメントパネルからドアトリムに至る連続した造形により、空間の広がりと精緻な質感を表現した。

・より立体的な造形に刷新したシートは、クラスを超えた質感を提供する。さらに、通気性の良い表皮の採用や濃度の異なるグレーの使用によりXVのアクティブなキャラクターを強調している。

・インストルメントパネル中央に8.0インチタッチスクリーンディスプレイを採用したインフォテインメントシステムは、スマートフォンとの連携に対応したコネクティビティを提供する。

・マルチファンクションディスプレイ(MFD)のコンテンツを充実。画面のデザインも刷新し、全ての乗員に『愉しく役に立つ情報』を分かりやすく伝えられる仕様にした。

・インストルメントパネル上に施したステッチが細部まで造り込まれた質感を提供する。ステッチ色にはXVの活動的なキャラクターに合ったオレンジを採用した。

・全面的に進化したインテリアデザインに加え、全方位に渡る優れた視界性能、拡大した室内スペース・カーゴルームなど、スバルならではの機能性についても、より一層の進化を実現した。

・取り回しのしやすさとクイックな操舵感実現のため、従来モデルに対して小径化した新造形のステアリングホイールを採用した。

本格的SUV性能と動的質感を追求した走行性能の両立

スバル 新型XV(欧州仕様)

全面刷新したプラットフォーム『SUBARU GLOBAL PLATFORM』の採用により、ドライバーがクルマを操る際に感じる安心感や心地良さといった動的質感の向上に資するあらゆる進化を織り込んだ。ステアリングやペダルからのフィードバック、車両挙動、振動騒音等、ドライバーが運転中に感じるあらゆる事象を徹底的に分析し、クラスを超えた優れた動的質感を実現。一方でSUVに求められる悪路走破性等を更に進化させることで、相反する価値を高次元で両立した。

<ボディ・シャシー>

・車体、シャシー各部剛性の大幅な向上(従来モデル比1.7~2倍)やサスペンションなど足回り機構の進化、さらなる低重心化により、ドライバーの意志に忠実な高い操舵応答性を実現。操舵時に無駄な挙動がなく、高い直進安定性と路面に吸い付くようなコーナリング性能を提供する。SUVに求められる220mmの豊かなロードクリアランスを維持しながら、優れた操縦安定性を実現した。

・フレーム構造の最適化や各部パーツの結合強化などにより、重体ねじり剛性を現行モデル比1.7倍に向上。さらに、車体の共振の分散や歪みの分散により、ステアリングやフロア、シートの振動を大幅に低減し、車格を超えた快適性を実現する。

・サスペンション取付け部の剛性を向上することで、車体側をたわませることなくサスペンションの減衰性能を十分に機能させ、よりスムーズに路面からの振動を収束させる。さらに、リアスタビライザーを車体へ直接取り付けることで、車体の揺れを従来モデル比で50%低減し、快適な乗り心地を実現した。

・ステアリングギヤ比を従来モデルの14:1から13:1にクイック化し、SUVでありながら軽快な走行性能を提供するXVならではの強みを一層強化した。

・アクティブトルクベクタリングを採用し、旋回性能、操舵応答性を向上した。

・電動パーキングブレーキを採用し、利便性を向上した。

<AWD制御>

・スバル独自のシンメトリカルAWDに加え、滑りやすい路面などで、エンジン、4輪の駆動力、ブレーキなどを最適に統合制御して、悪路走破性を高めることのできるX-MODEを採用した。下り坂で低速を維持した走行を実現するヒルディセントコントロール制御も設定することで、ドライバーの安心感を向上させた。

<パワーユニット> ・新開発2リッター水平

・新開発2リッター水平対向直噴エンジンについては、従来型自然吸気エンジン比で約80%の部品を刷新するとともに、約12kgの軽量化を実現することで、出力と燃費の向上を両立した。

・トランスミッションには改良型リニアトロニックを採用。6.28から7.03に拡大したレシオカバレッジと従来型比約7.8kgの軽量化により、加速性能と燃費性能の向上を両立した。全車にオートステップ変速を採用するとともに、マニュアルモードについては7速化することで、ドライバーのイメージ通りの気持ちの良い加速感を実現する。

・エンジン、トランスミッション共に振動騒音を徹底的に低減することで、心地良い音を響かせ、動的質感向上につなげた。

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世界最高水準の安全性能

第三者機関からも高い評価を受け続けている安全性能を更に引き上げるべく、新プラットフォーム・先進予防安全機能の採用を核とした大幅な安全性能進化を実現した。

<アクティブセイフティ>

・より一層の低重心化の追求により、重心高を従来比5mmダウン。大幅な剛性向上や足回りの進化と合わせることで、クラストップの危険回避性能を実現する。

<パッシブセイフティ>

・より効率的に衝突時のエネルギー吸収を可能とするフレーム構造の採用や、ホットプレス材などの高張力鋼板採用拡大による車体キャビン強度の向上により、衝突時の吸収エネルギーを従来型比で1.4倍に向上した。

<予防安全>

・第三者機関からも高い評価を受けている、スバル独自の運転支援技術 “アイサイト”を全車に標準搭載。プリクラッシュブレーキ、全車速追従機能付クルーズコントロール、車線逸脱抑制といった信頼感の高い予防安全・運転負荷軽減機能を提供する。

・ルームミラー一体型の単眼カメラを活用したハイビームアシストを採用。先行車や対向車を検知して、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替える。また、自動防眩インナーミラーにより、後続車のヘッドランプなど、強い光をセンサーで検知して自動的に反射率を切り替えて眩しさを抑えることで、夜間のドライブでの安全性を高める。

・ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かし、コーナーや交差点で車両進行方向を照射するステアリング連動ヘッドランプを採用して夜間走行時の視認性を大幅に向上させると共に、アイサイトの認識性能も高める。

・スバルリヤビークルディテクションを採用し、死角検知機能、車線変更支援、後退時支援機能を提供し、全方位での予防安全性能向上を追求した。

スバル 新型XV(欧州仕様)主要諸元

全長×全幅×全高:4465×1800×1615mm/ホイールベース:2665mm/最低地上高:220mm/エンジン:FB20型2リッター水平対向4気筒直噴DOHC NA/排気量:1995cc/ボア・ストローク:84×90mm/出力:115kW(156ps)/トルク:196Nm(20.0kgfm)/トランスミッション:リニアトロニック/駆動方式:シンメトリカルAWD/タイヤサイズ:225/55 R18/乗車定員:5名

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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