トヨタWRC復帰2戦目の早すぎる優勝!感動の瞬間を写真でお届け!

トヨタは、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)『第2戦ラリー・スウェーデン』において、18年ぶりの優勝を果たした。復帰して2戦目での快挙となった。

トヨタに18年ぶりの勝利をもたらしたのは、ヤリ-マティ・ラトバラ選手。この結果により、ラバトラ選手はドライバーズ選手権ランキングでもトップに立った。また、同じくヤリスWRCのユホ・ハンニネンは、総合23位で完走を果たしている。

フォトギャラリー173枚>>トヨタの感動の勝利の瞬間を写真で!第2戦ラリー・スウェーデン

◆トヨタレースレポート

ラリー・スウェーデンの競技4日目デイ4は、トルスビューの北側で2本のSSを行ない、最後にトルスビューのパワーステージ1本を走行する全3SS、計58.81km。前日デイ3の最終ステージで首位に立ったラトバラ選手は、2位を3.8秒リードしてデイ4をスタートした。

落ち着いてステージに臨んだラトバラ選手は、3本のSSすべてでベストタイムを記録。2位に対するリードを29.2秒差に拡大し、トヨタに1999年のラリー・チャイナ以来となるWRC優勝をもたらした。

ラトバラ選手にとっては2016年の第3戦メキシコ以来の勝利であり、WRC通算勝利数は17に達した。なお、ラリー・スウェーデンでの優勝は4度目となる。

◆チーム総代表 豊田章男氏コメント(全文)

18年ぶりに復帰したFIA世界ラリー選手権、第2戦目にして、優勝することができました。“負け嫌い”のTOYOTA GAZOO Racingですから、私も、その日が来ることを心の底から願っていました。

しかし、こんなにも早くその瞬間が訪れることは、私の想像を超えておりました。

トヨタのWRC復帰を願い続け、その復帰を共に喜び、応援いただけたファンの皆さまのおかげです。ファンの皆さま、応援ありがとうございました。

ラリーは、ライバルと競い合いながら道を走りきり、完走することが大切です。初戦モンテカルロと同じく、今回も、走りきり、戦い抜けたことで、素晴らしい結果を得ることができました。雪と氷に覆われた苛酷なスウェーデンの道を全速力で走りきれる力をヤリスに吹き込んでくれた、トミ・マキネン代表以下、エンジニア、メカニック、テストドライバーなどチームの全てのメンバーにも感謝します。

そして、そのヤリスをゴールまで無事に運び届けてくれた、ヤリ-マティ・ラトバラ選手、ミーカ・アンティラ選手にも感謝いたします。また、ユホ・ハンニネン選手、カイ・リンドストローム選手も、一時リタイアとなったものの、メカニック、エンジニアとクルマを直し、そしてその後は今後につなげるための、いろいろなトライをしながら走り切ってくれました。彼らにも感謝いたします。

このように、今回のこの結果はチーム一丸となったからこそ得られたものだと思います。チームのみんな、本当にありがとう。お疲れさまでした。

先日の発表会の壇上で、マキネン代表とラトバラ選手と“クルマとの対話”について話をしました。ラトバラ選手は「運転前に愛を持ってクルマに話しかけ、大切に、そのクルマを運転している」マキネン代表からは「クルマを愛しているからこそ、クルマのことがわかる。だから、どうすれば速く走らせられるかがわかる」“クルマ愛”に溢れる彼らの言葉は私の想いと全く同じであり、心に響くものでした。

これからも、彼らと、この想いを共有し続け、ヤリスを、“もっといいクルマ”にしていく戦いをチームのみんなと続けてまいります。今年の13戦を戦い抜いたときに、一番強いクルマになっていたいと思います。

WRCの道を走り続け、“もっといいクルマ”のために走り続けるTOYOTA GAZOO Racingを、皆さま、引き続き、応援いただければと思います。よろしく、お願いいたします。

◆チーム代表 トミ・マキネン氏コメント

今の気持ちを言葉にするのは簡単ではありません。前戦ラリー・モンテカルロでの2位にも驚きましたが、今回の優勝は予想をはるかに超えたリザルトです。もちろんラッキーな面もありましたが、ヤリ-マティとミーカの素晴らしい戦いと、それを支えた日本、フィンランド、ドイツのすべてのスタッフのチームワークと努力があったからこそ、優勝を成し遂げられたのだと思います。

我々を信頼してくれた豊田章男社長をはじめとする、皆さんに感謝します。今日は我々の活動にとって忘れ難き特別な日となりましたが、この勝利に浮かれることなく、今後も開発に力を注ぎ続けます。

◆ヤリ-マティ・ラトバラ選手コメント(優勝:ヤリスWRC#10号車)

新しいチーム、そして新しいマシンで臨んだWRC2戦目で優勝する事ができて、本当に嬉しく思います。

今日の最後のパワーステージでの走りは、私の今までのキャリアの中でベストなパワーステージだったと思えるほどうまくいきました。良いマシンを準備してくれたチームに心から感謝します。

今回の優勝と6本のステージベストタイム記録によりモチベーションがさらに高まりましたので、この調子をこれからも保ち続けたいと思います。次戦ラリー・メキシコのスタートが待ちきれません。

今回、優勝する事ができてもちろん嬉しいのですが、トップを走りながらも昨晩のスーパーSSで、アクシデントにより勝機を失ったティエリー・ヌービルの事を考えると心が痛みます。私も以前、同じような状況を経験したので彼の気持ちはよく分かります。

今回の優勝は、正直なところ幸運に助けられた部分もあります。ですので、さらにマシンを速くするため、これからも改良を続けていく必要があるでしょう。

◆ユホ・ハンニネン選手コメント(ヤリスWRC#11号車)

チームのスタッフは献身的にハードワークを続けてきましたが、自分もその一員として優勝に貢献できたことを誇りに思います。チームにとっては素晴らしいラリーとなりました。

私自身は金曜日に大きなミスをしてしまいましたが、その後再出走を果たし、いろいろなテストを行ないながら、多くのSSを走り経験を増やすことができました。今回の経験を次のラリーに生かしたいと思います。

◆ラリー・スウェーデン デイ4の結果

1 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ ヤリス WRC)2h36m03.6s

2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(フォード フィエスタ WRC)+29.2s

3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード フィエスタ WRC)+59.5s

4 ダニ・ソルド/マルク・マルティ(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+2m11.5s

5 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエン C3 WRC)+2m51.2s

6 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット(フォード フィエスタ WRC)+5m26.6s

7 ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+5m31.2s

8 ステファン・ルフェーブル/ギャバン・モロー(シトロエン DS3 WRC)+7m14.7s

9 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+9m11.1s

10 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ(フォード フィエスタ R5)+10m02.9s

23 ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム(トヨタ ヤリス WRC)+23m05.6s

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筆者
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監修者MOTA編集部

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