トヨタWRC2日目、10号車が総合4位に浮上するも11号車はリタイヤ

2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロ(デイ2)

1月20日、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロのデイ2がフランスのギャップを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racingのヤリ-マティ・ラトバラは総合4位に順位を上げた。

一方、デイ2の序盤で3位につけていたユホ・ハンニネンはアクシデントでサスペンションを破損。惜しくもリタイアとなったが、デイ3では再出走を予定している。

2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロ(デイ2)
2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロ(デイ2)

ラリー・モンテカルロの競技2日目デイ2は、ギャップのサービスパークの北側エリアで6本計160.80kmのSSが行なわれた。

コースは基本的にすべて舗装路だが、路面はドライ、ウェット、スノー、アイスとコンディションが刻々と変化し、タイヤのグリップ力の見極めが非常に難しいステージが続いた。

前日が終了した時点で総合9位につけていたラトバラは、マイナートラブルやスピンにも関わらず、徐々にペースと順位を上げていき、総合4位でデイ2を終えた。

また、午前中のSS4が終了した時点では表彰台圏内の3位につけていたハンニネンは、SS5でブレーキングミスによりマシンを木にヒット。左フロントサスペンションにダメージを負い、残念ながらリタイアとなった。

ただし、マシンのダメージは最小限だったため、チームはハンニネンのマシンを修復。ハンニネンは、明日のデイ3に再出走を予定している。

>>WRC開幕戦ラリー・モンテカルロ(デイ2)のフォトギャラリー

競技3日目デイ3は、ギャップのサービスパークの南側を中心に全部で5本のSSが予定されている。

そのうちSS11は9の、SS12は10のリピートステージとなる。また、SS13はデイ1で走行したSS2と同じコースを走行する。

全5本のSSの合計距離は121.39km。

デイ3はSS終了後モナコへと向かうためリエゾン区間が非常に長く、1日の総走行距離は570.72kmとなる。

各コメント

2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロ(デイ2)
2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)開幕戦ラリー・モンテカルロ(デイ2)

トミ・マキネン(チーム代表)

パーフェクトではありませんが、今日は両ドライバーにとってポジティブな1日になりました。ヤリ-マティは早朝マシンにマイナートラブルが発生し、チームは朝のサービスでその問題解決に時間を要してしまい、セットアップ作業を完璧に行なうことができませんでした。そのため彼は万全とはいえない状態で走ることになりましたが、よく頑張ってくれたと思います。ユホは調子が良かっただけに残念ですが、このラリーでは誰もが簡単にミスをおかしてしまうことを私は理解しています。いずれにせよ、本日の結果によって現在我々がどのレベルにあるのかが分かり、大きな手応えを得ることができました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

いくつかマイナートラブルが発生しましたが、1日を戦い抜きサービスパークに戻ってくることができました。SSのコースコンディションは非常に難しく、コースアウトすることなく最後まで走りきった事に満足しています。ヤリスWRCは走れば走るほど良くなっていき、今日も大きな進化を果たしました。自分たちにとって、今日はとても大切な1日になったと思います。

ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

SS5のダウンヒルでブレーキングミスをおかし、凍った路面でコントロールを失いマシンを木に当てサスペンションにダメージを負ってしまいました。とても残念ですがダメージは最小限に留まり、メカニックたちのお陰でヤリスWRCは完全に修復されたので、明日のデイ3に再出走する予定です。明日もまた難しいコースなので、正しいタイヤ選択を行い着実に走行したいと思います。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ ヴィッツの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ ヴィッツのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ ヴィッツの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ ヴィッツの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ ヴィッツのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる