まだまだ売れる!ポルシェ「マカン」 ~低迷する中国市場でも販売増!~
経済の先行きが懸念される中国でも好調
ポルシェAGは、2015年8月に、前年同月比で約20%の増加となる17,893台の新車を販売したことを発表した。通年(1月~8月)の世界における合計販売台数は152,610台となり、これは前年同期比27.4%増にあたる。
また、経済の先行きが懸念されている中国では4,821台の新車を販売し、前年同月比17.2%増となった。中国内の自動車産業は低迷しているにも関わらず、2015年7月には6.2%の成長で地盤を固め、2015年1月~8月は販売台数ベースで約38%の増加を達成している。
ポルシェにとって、中国での自動車販売台数低下は織り込み済みだった。ポルシェAGのセールス&マーケティング部門の担当役員であるベルンハルト・マイヤー氏は「この国は回復に向かっており、私達はさらなる成長を見込んでいます。ただし、ここ数年に渡り続いてきたダイナミックな高度成長は終息するでしょう。今後も、中国はポルシェにとって米国とヨーロッパと同様に主要かつ重要なマーケットです」と語った。
米国市場が力強い動きを見せる
2015年8月、米国では5,008台の新車を販売しポルシェにとって最大の成功を収めたマーケットとなった。これは、前年同月比10%以上の成長を意味する。
ドイツを含むヨーロッパ全体の市場が中国経済の将来に対する不透明感の高まりを払拭した結果、夏休みの期間にあたる2015年8月、ポルシェはドイツで前年同月比13.6%増(1,808台)、ヨーロッパで同35.7%増(4,679台)のスポーツカーを販売した。
マイヤー氏は「私達は非常に不安定な世界経済においてすべての必要な側面を、注意深く視野に入れて目標を追求しています。登録台数だけではなく質的な成長が成功のバロメーターです。当然のことながら我々は投資利益率と雇用にもフォーカスしています」とコメントしている。
好調の要因は「マカン」
ポルシェのラインナップの中で最も新しい「マカン」は、2015年8月の販売台数6,571台を記録し、トップの座についた。しかし、「ケイマン」(+31%)および「カイエン」(+32%)も素晴らしい伸びを見せている。
ポルシェは、来週フランクフルトモーターショー(IAA)でワールドプレミアが行われる新型「911」に大きな期待を寄せている。マイヤーは、「私達は魅力的な製品により攻勢を続けます」とコメントした。
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