「ホンダジェット」ブラジルでの受注を8月より開始

ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー（以下、HACI）は、ブラジル・サンパウロ市で8月11日(火)～13日(木)まで開催される南米最大の航空ショー「2015 LABACE(Latin America Business Aviation Convention and Exhibition)」において、ブラジルで「ホンダジェット」の受注を開始することを発表した。

またHACIは、ブラジルのユーザーへのホンダジェットの販売および各種サービスを行うため、LiderAviacao社(リダーアビエーション社 以下Lider社)を新たにホンダジェットディーラーとして加えることを決定した。ブラジル・ベロオリゾンテ市に本社を置くLider社は、ブラジル全土に23拠点を有し、プライベート航空機に関する南米最大かつ世界有数の運航・サービス会社である。

ホンダジェットの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野 道格氏は「ブラジルにおける民間航空産業の成長は著しく、ビジネスジェット機の新規販売数では世界第二の市場になっています。我々は、ホンダジェットのグローバル販売戦略に基づき、今回、この重要な市場に販売網を拡大することを決定しました。Lider社は、ビジネスジェット機のサービス分野などで確固たる地位を築いており、ブラジルにおけるホンダジェットのサービス提供に向けて万全の体制を整えています。ビジネス航空業界をより発展させようとする我々の情熱を共有できるLider社が、ホンダジェットのディーラーネットワークに加わったことをうれしく思います」と語った。

Lider社のエドゥアルド・バズ氏は、「さまざまな最先端技術を採用したホンダジェットは、ブラジル市場に最適のビジネスジェット機です。Lider社の高品質なサービスに、ホンダジェットのお客様は非常に満足していただけるでしょう。世界最先端のビジネスジェット機の事業に携わることができ、とても光栄に思います」とコメントしている。

今回の2015 LABACE出展が、ホンダジェットの南米初公開となる。また、これに合わせてブラジル国内におけるホンダジェットのデモフライトも計画しているとのことだ。

なお、現在、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市にあるHACIの本社工場では、20機のホンダジェットが製造ラインで組立中である。

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