スバルのトップスポーツモデル「WRX S4/STI」が初の年次改良

スバル WRX STI

富士重工業は、スバル「WRX S4/STI」に改良を施し、6月30日より発売開始した。

今回の改良では、「WRX S4/STI」に先進安全装備「アドバンスドセイフティパッケージ」を展開することで安全性を高めると共に、「WRX S4」にはサスペンションチューニングの最適化とボディ各部の改良により、走りの質感を向上。万能型スポーツセダンにふさわしい上質な走りにさらに磨きをかけた。

月販目標は500台(S4:300台/STI:200台)で、価格は「WRX S4」が3,348,000円(消費税込)~、「WRX STI」が3,790,800円(消費税込)~としている。

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総合安全性能を強化

「WRX S4/STI」は2014年度自動車アセスメント(JNCAP)において最高評価となる5つ星を獲得し、「新・安全性能総合評価ファイブスター賞(JNCAPファイブスター賞)」を受賞した。また、予防安全技術を評価する「予防安全アセスメント」において、「アイサイト」を搭載する「WRX S4」が最高ランクであるJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」に選定されており、安全性能全般で高い評価を得ている。

今回の改良による「アドバンスドセイフティパッケージ」の展開によって、車両周辺状況の幅広い検知を可能とするなど、さらなる総合安全性能の強化を図った。

「アドバンスドセイフティパッケージ」は、スバルリアビークルディテクション(後側方軽軽支援機能)/サイドビューモニター/ハイビームアシスト/アイサイトアシストモニターといった先進安全装備をセットで展開。

スバル WRX S4

「スバルリアビークルディテクション」は走行時の後側方検知や後退時の左右後方検知を行う機能、「サイドビューモニター」は左前方の死角を確認可能とする機能で、車両周囲の全方位の安全性を向上。また、「ハイビームアシスト」は、前方の車両を検知してヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替える。

さらに、「WRX S4」に採用する「アイサイトアシストモニター」はアイサイトの作動状況をフロントウィンドゥに表示し、少ない視線移動で状況を確認できる機能で、ドライバーが運転に集中できるようにアシストを行い、安全性を高める。

基本性能においても、「WRX S4」ではサスペンションの最適化、245/40R18ハイパフォーマンスタイヤやサンルーフをオプション展開することで走りの性能や質感、快適性をさらに向上した。

▼主な特徴

アドバンスドセイフティパッケージの機能

スバル WRX STI

安全性能をさらに強化する先進機能をパッケージで展開。車両周辺状況の検知を可能とし、より安心・快適なドライブをサポート。スバル国内においてレヴォーグに続く採用となり、メーカー装着オプションとして展開している。

(1)スバルリアビークルディテクション(後側方警戒支援機能)

・死角検知機能

ドアミラーでは見えにくい、自車斜め後方の車両をレーダーで検知して、ドアミラーに付いているLEDランプを点灯または点滅させることでドライバーへ注意を促す。

・車線変更支援

隣車線を後方から急接近してくる車両をレーダーで検知して、ドアミラーに付いているLEDランプを点灯または点滅させることでドライバーに注意を促す。

※BSD、LCAともに車両をレーダーで検知した状態で、ドライバーがウィンカー操作をした上で車線変更を試みた場合、ドアミラーに付いているLEDランプを点滅させることでドライバーに衝突の危険性を知らせる

・後退時支援

後退時に左右から接近してくる車両をレーダーで検知し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーにドアミラーに付いているLEDランプを点滅かつ警報音を発する。

(2)サイドビューモニター

左側ドアミラーにカメラを搭載し、ドライバーから死角となる左前方の映像をガイドライン付でマルチファンクションディスプレイ(MFD)に表示。左側へ寄せる駐車や狭い道でのすれ違いの際に、死角を確認しながら安心して運転することができる。

(3)ハイビームアシスト(自動防眩インナーミラー付)

ルームミラー一体型の単眼カメラを新採用することで、先行車や対向車を検知して、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替える。

また、自動防眩インナーミラーにより、後続車のヘッドランプなど、強い光をセンサーで検知して自動的に反射率を切り替えて眩しさを抑えることで、夜間のドライブでの安全性を高める。

(4)アイサイトアシストモニター(※WRX S4)

アイサイトの作動状況や警報に応じて点灯するランプをフロントウィンドウの運転席前に表示。少ない視線移動でアイサイトの状況を確認でき、安全運転サポートする。

乗り心地と静粛性の向上(※WRX S4)

スバル WRX S4

・サスペンションにフリクションを最適化した新ダンパーを採用。作動時のフリクションの変動を抑えることで、微小なストロークでもダンパーの減衰力が働くようにし、路面の凸凹を乗り越えた際の振動を抑え、乗り心地を向上させた。(※2.0GT EyeSight)

・フロントウインドゥの遮音中間膜追加やボディへの吸音材追加など、振動・騒音対策を強化。高速クルージング時の風切り音やロードノイズを低減し、静粛性の向上を図った。

その他

・245/40R18 ハイパフォーマンスタイヤをメーカー装着オプションとして設定。(※WRX S4 2.0GT-S EyeSight)

・サンルーフをメーカー装着オプションとして設定。使い勝手の良い電動チルト&スライド式を採用。(※WRX S4 2.0GT-S EyeSight)

・パワーウインドゥスイッチのエッジ部分に光輝感の高いクロームメッキの加飾を採用。

・センターコンソールに設けられたUSB電源の出力を、従来の1Aから2Aに強化

・ボディカラーを変更し、新たに「ピュアレッド」を展開

グレード・スペック・価格

グレード:原動機/駆動/変速機/価格(消費税込)

WRX 2.0GT Eye Sight:

2.0L水平対向4気筒DOHCターボ/AWD/スポーツリニアトロニック/3,348,000円

WRX 2.0GT-S Eye Sight:

2.0L水平対向4気筒DOHCターボ/AWD/スポーツリニアトロニック/3,564,000円

WRX STI:

2.0L水平対向4気筒DOHCターボ/AWD/6MT/3,790,800円

WRX STI Type S:

2.0L水平対向4気筒DOHCターボ/AWD/6MT/4,114,800

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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