ランボルギーニ「アヴェンタドール LP700-4」に、新たにシリンダー休止システムおよびスタート/ストップシステム搭載
ランボルギーニは「アヴェンタドール LP700-4」に、シリンダーを休止およびスタート/ストップシステムを新たに追加装備し、2013年モデルには多くの新カスタマイズ・オプションを設定すると発表した。(2012年9月27日・イタリア)
新たに搭載されるスタート/ストップ・システムは、停止状態(例:信号待ち)から再始動する際のエネルギーを「スーパーキャップス」と呼ばれる高性能コンデンサーから供給する。これにより非常に素早い再始動が可能となる。V12エンジンのフルパワーは、従来よりも大幅に早い0.18秒で利用可能となった。
さらに、スタート/ストップ・システムは、軽量化デザインが施され3kg重量が削減されている。従来のバッテリーは車両の電装品にのみ使用されるので、わずかなスペースに搭載可能で、実質的に車両の寿命まで使用することができる。
シリンダー休止システム(CDS)は、負荷が少ない状態で車速が135km/h以下の場合、片側のシリンダーバンクを休止させ、エンジンは直列6気筒で作動する。この状態からドライバーがアクセルペダルを少しでも踏み込むと、515kW/700psのパワーを誇るV12エンジンが即座に復活。
スタート/ストップ・システムおよびCDSは迅速に作動し、その作動にドライバーが気づくことはほとんどなく、圧倒的な走行性能に悪影響が及ぶこともない。また、効率性に大幅なメリットをもたらし、アヴェンタドールLP700-4の平均燃費が7%向上し、16L/100kmとなっている。高速道路を約130km/hで走行した場合、燃料消費量とエミッションは約20%削減。トータルで、アヴェンタドールのCO2排出量は398g/kmから370g/kmへと低下している(数値はすべてイタリア本国道路にて)。
また、アヴェンタドールのシャシー・セットアップも、より堅いスプリングと最適化されたダンパーの組み合わせにより、乗り心地が大幅に向上。「ディオーネ」デザインの新しい鍛造アロイ・ホイールも新たに設定された。
他にも、軽量素材のカーボンファイバーを広範囲に使用し、モノコック・ボディには、かなりの部分にCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)を採用している。
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