【新型ノア&ヴォクシーグレード選び】長く乗れるデザインは「買い」! 30万円の価格差をペイできる上級グレードS-Zを選ぶべきだ

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前回の記事では、新型ノア&ヴォクシーはどちらが「買い」なのか、そしてパワートレインについて触れてきた。

今回はオプション装備と上級グレードS-Z、標準グレードS-Gの違いを紹介していこう。

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  1. 災害の多い日本で乗るなら万が一の際に便利なAC100V/1500Wコンセント付きのハイブリッドを選ぶべき
  2. 価格差30万円をペイできるほど上級グレードのS-Zは装備が充実!
  3. 電動車時代を迎えても古さを感じさせないクルマに仕上がっている!

災害の多い日本で乗るなら万が一の際に便利なAC100V/1500Wコンセント付きのハイブリッドを選ぶべき

新型ノア&ヴォクシーのハイブリッドにはAC100V/1500Wコンセントが標準(S-Z)または4万4000円のオプション(S-G)で装備される。アウトドアではもちろん、災害時の動く発電所、給電車として大活躍してくれること必至。

保険のつもりでAC100V/1500Wコンセント付きのクルマを選ぶというのは、災害、地震大国日本では、決して無駄、贅沢なことではないと筆者は考える。

価格差30万円をペイできるほど上級グレードのS-Zは装備が充実!

前回の記事では先代モデルから人気があり、またデザインの先進性も相まって新型ヴォクシーの方が将来的に価値が上がりそうだと伝えた。

つまり検討すべきは新型ヴォクシーのハイブリッドが候補となり、あとは2グレードあるうちのどちらを選ぶかだ。S-ZとS-Gの価格差は2WDで30万円。さんじゅうまんえん!! と驚くなかれ。

S-Gグレードに対して、S-Zは2WDならカッコいい大径17インチタイヤ&アルミホイールが奢られ、両側パワースライドドア、先に触れたAC100V/1500Wコンセント、後席部分も独立温度調整ができる3ゾーンフルオートエアコンがついてくる。

さらにより大きなマルチインフォメーションディスプレイ、より大きく機能的なUSBソケットがふたつ付く折り畳みテーブル、バックガイドモニターなども標準装備され、実質価格差は一気に縮まる(任意の位置で止められる便利なパワーバックドアはS-Zのみに装備できるメーカーパッケージオプション)。

そして、もっとも新型らしい装備、機能に満足できる、長く乗り続けて不満の出にくい、ベスト・バイ・グレードになりうるのだ。

ここだけの話、親しい新型ノア&ヴォクシーの主要開発陣の中で、実際に新型ヴォクシーを注文した人が選んだグレードもハイブリッドのS-Z(オプションのアドバンストドライブ込み)だというのだ。

電動車時代を迎えても古さを感じさせないクルマに仕上がっている!

新型ノア&ヴォクシー最大の先進機能と言える、全グレードにオプションとなる、高速道路&自動車専用道路での約40km/h以下で可能になる最先端の先進運転支援機能=アドバンストドライブ(渋滞時支援)機能などを装備すれば、諸費用込みで軽く400万円を超えてしまう。

だが、新型ノア&ヴォクシーはOTA(Over The Air)の通信によって年数が経っても一部の機能は最新のものにアップデート可能だから、歴代モデルよりさらに長く乗り続けやすい、電動車時代真っただ中でも堂々と乗っていられるミニバンとなることは間違いない。

そう考えると、車両購入価格を使用年数で割った際の金額も小さくなるとも言えるのだ。現行車が続々値上げ傾向にあることも、お忘れなく(逆に半導体不足で一部機能を搭載できず、値下げされている輸入車もあるが、それは別の話だ)。

なお、家族の中に高齢者がいる、これから足腰が弱くなりそうな両親がいる場合には、新車購入時にパワースライドドアと連動して地上200mmの高さのステップが”からくり”で出てくるユニバーサルステップ(3万3000円/税込)を付けておくといい(後付け不可)。

【筆者:青山 尚暉】

トヨタ/ヴォクシー
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新車価格:
309万円396万円
中古価格:
19.8万円592万円

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青山 尚暉
筆者青山 尚暉

学生時代はプロミュージシャン、その後自動車専門誌2誌の編集を経てフリーのモータージャーナリストに。現在は自動車業界だけでなく、愛犬のラブラドールとジャックラッセルとともに、愛犬との快適で安全なクルマ旅を提案するドッグライフプロデューサーとしても活動中。また、クルマのパッケージを寸法で比較するため、独自の計測ツールを開発。1台につき25項目以上を詳密計測。実用性の目安として、記事中で展開している。現在、自動車用純正ペット用アクセサリーの企画、開発も行う。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。記事一覧を見る

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