マツダ CX-5の売れ筋はやはりディーゼル! 人気のパワートレーン、駆動方式と狙い目を解説

画像ギャラリーはこちら

2021年11月8日に改良が施されたマツダ CX-5。街中にも映えるクーペ風のSUVとして人気を博しているが、今回の改良ではアウトドアニーズに応えた「フィールドジャーニー」やスポーティなデザインに仕上げた「スポーツアピアランス」など個性的なグレードも用意してそれぞれキャラクターの個性を際立たせている。そんな2代目CX-5で人気のカラーやパワートレーンを紹介しながら、狙い目を考えてみよう。

目次[開く][閉じる]
  1. マツダ CX-5といえばやっぱりディーゼル! パワートレーンは王道が人気だ
  2. 都市型SUVらしく2WDの人気が高いが4WDには一部グレードに新機能も設定
  3. マツダ車の乗り換えユーザーは定番色をあえて避ける傾向もみられる
  4. こだわりがなければ快適装備や運転支援機能もついたブラックトーンエディションがオススメだ

マツダ CX-5といえばやっぱりディーゼル! パワートレーンは王道が人気だ

まずはパワートレーンから。

マツダ CX-5のパワートレーンは2.0/2.5リッターのガソリンモデルと、2.2リッターのディーゼルモデルが用意され、ディーゼルには6速MT車も用意されるなど豊富なラインアップが特徴的だ。

マツダ CX-5は初代からディーゼルモデルの人気が高く、「マツダといえばディーゼル」というイメージを強く持たせた旗艦車種でもある。

そんなディーゼルとガソリンの比率は2021年で67:33。やはりディーゼルの方が人気が高いようだ。

ディーゼル車は他社では選択肢が少なくなっていることもあり、ディーゼルを求めるユーザーがマツダ CX-5を選択する一つの理由になっていそうだ。

一方、ガソリンの割合は2リッターが23%、2.5リッターが10%だという。20S プロアクティブと25S Lパッケージでは価格差29万1500円と決して小さくはない。こちらは価格差やパワーをそれほど必要としていない街乗りメインのユーザーなどが2リッターを選択しているのだろう。

都市型SUVらしく2WDの人気が高いが4WDには一部グレードに新機能も設定

次に駆動方式だ。マツダ CX-5は多くのグレードに2WDと4WDの2種類が設定されているが、こちらは2021年で2WDが68%、4WDが32%だった。

洗練された都会的なデザインであることから、SUVといえどもアウトドアシーンでの使用はあまり想定されていないだろう。現在では上級グレードになるにつれて、4WDが選ばれる傾向にあるという。

しかし、今回の改良によって「フィールドジャーニー」という新たな世界観が生まれ、走行モードセレクト「Mi-Drive」にはフィールドジャーニー専用の「オフロードモード」を用意している。

これは従来4WD車に用意されていた「オフロード・トラクション・アシスト」の発展版といえるもので、低速域におけるスタックからの脱出を想定していた“トラクションアシスト”に対し、オフロードモードでは高速域まで含めた4WDのトラクション向上、Gベクタリングコントロールのオフロード制御、駆動力を最大化するトラクションコントロール制御、急な登りの坂道発進では発進トルクを増やすためにアイドリング回転を上げる制御など中身には大きな違いがある。

フィールドジャーニーがアウトドアユーザーに受け入れられれば、4WDの比率もさらに高まりそうだ。

マツダ車の乗り換えユーザーは定番色をあえて避ける傾向もみられる

では、次にどういったユーザーが乗り換えを検討しているのか紹介したい。

最も多いのは初代CX-5に乗っていたユーザーだ。乗り換えユーザーは半分程度で、他社では国産に限らず輸入車ユーザーからも選ばれる傾向にある。

また、乗り換えにあたって面白い結果となっているのがボディカラーだ。マツダといえばソウルレッドクリスタルメタリックが印象的だが、人気であることから駐車場などで自車を見分けるためにもあえて違う色を選ぶ人が増えているという。そのため、現在はスノーフレークホワイトパールマイカが人気色となっている。

一部改良ではアウトドアシーンにも映える新色のジルコンサンドメタリックも用意されており、今後人気色の動向も変わっていきそうだ。

こだわりがなければ快適装備や運転支援機能もついたブラックトーンエディションがオススメだ

今回、キャラクターを明確に分けてグレード整理がなされたことで、マツダ CX-5の購入を検討する人も選びやすくなったのではないかと思う。

もちろん、新設定のフィールドジャーニーやスポーツアピアランスはそれぞれの世界観が気に入れば選択肢に入ってくるだろう。

しかし特にこだわりがないという人には、例えば街乗りメインで予算300万円程度を想定すると、ブラックトーンエディションをオススメしたい。運転支援機能の一つである「クルージング&トラフィックサポート」やワイヤレス充電、ハンズフリー機能付きパワーリフトゲート、BOSEサウンドシステムなど車内の快適装備がついて304万1500円~とお買い得モデルになっている。

パワートレーンは長距離運転が多いならディーゼル、街乗り走行が多いならガソリンなど使い方によって選ぶポイントとなる。ディーゼルモデルがおおよそ30万円ほど高いため、予算との勝負になりそうだ。

また、駆動方式の違いについても日常使いが多い人なら2WDで十分と思うかもしれないが、フィールドジャーニーに追加された「オフロードモード」は試してみて欲しい。スタックしそうな場面でも回転数を変化させ脱出しやすい状況にできるなどメリットが多数ある。

またマツダ CX-5は今回の一部改良で乗り心地がさらに改善され、道路の凹凸を吸収して柔らかい乗り味になっている。購入を検討している人にはぜひディーラーで試乗してみて違いを感じてほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

マツダ/CX-5
マツダ CX-5カタログを見る
新車価格:
291万円422.5万円
中古価格:
55万円428.2万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マツダ CX-5の最新自動車ニュース/記事

マツダのカタログ情報 マツダ CX-5のカタログ情報 マツダの中古車検索 マツダ CX-5の中古車検索 マツダの記事一覧 マツダ CX-5の記事一覧 マツダのニュース一覧 マツダ CX-5のニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる