トヨタ 新型カローラ クロスにもう少しパワーが欲しい!? 期待したいのは2リッターガソリンモデルの追加だ

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2021年9月に日本デビューを果たしたトヨタ 新型カローラ クロス。日本より先に東南アジアや北米市場でデビューしていたが、日本仕様は専用の内外装デザインとかなり手の込んだ一台となっており、デビュー間も無くから大人気を博している状況だ。日本仕様は1.8リッターガソリンとハイブリッドをラインアップしているが、実際に乗ってみるともう少しパワーが欲しいと思ってしまうのもまた事実である。そこで今回は新型カローラ クロスに期待したいことを考えてみた。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型カローラ クロスは装備内容と価格を考えると素晴らしいデキ
  2. もう少しパワフルなエンジンが欲しいという意見も! 可能なら北米仕様の2リッターガソリンエンジン投入を希望
  3. 足まわりの変更も切望! 2リッターエンジン投入でガソリンモデルの比率も上がる!?
  4. まずは特別仕様車で投入し、将来的にカタログモデルに昇格へ

新型カローラ クロスは装備内容と価格を考えると素晴らしいデキ

2020年にタイでの先行投入を経て、2021年9月に日本にも導入されたトヨタ 新型カローラ クロスは長い納期となっている人気車である。

新型カローラ クロスは全体的に内外装デザインや先進安全装備などの内容をみても、カローラファミリーらしい実にソツのない仕上がりだ。加えて200万円を切る価格もリーズナブルと、人気車なのもよく分かる。

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もう少しパワフルなエンジンが欲しいという意見も! 可能なら北米仕様の2リッターガソリンエンジン投入を希望

だが、その一方で実際に乗ってみるとパワー不足に感じる部分もあるなど、少なからず不満もあるのだった。

新型カローラ クロスは1.8リッターガソリンと1.8リッターハイブリッドという2種類のパワートレインをラインアップしている。

弱点というほどではないが、実際に乗ってみると「もうワンパンチ欲しい」と感じるのだった。そのため新型カローラ クロスのアメリカ仕様に搭載される2リッターNAガソリンエンジンモデルを日本にも設定して欲しいと考えている。

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足まわりの変更も切望! 2リッターエンジン投入でガソリンモデルの比率も上がる!?

このエンジンは日本で販売されているモデルではRAV4、ハリアー、レクサスUXにCVTとの組み合わせで搭載され、スペックはRAV4のもので最高出力171馬力&最大トルク21.1kgmと強力なのだ。

乗ってみてもダイレクト感あるCVTのおかげもあり「排気量が2.2リッターくらいあるのでは?」と感じるくらいパワフルで、レッドゾーンまで回した際のフィーリングも気持ちよく、燃費も良好だ。

このエンジンをカローラ クロスに搭載し、足回りにも手を加えてもらいたい。具体的には、リアサスペンションはFFのトーションビームから日本仕様4WDやアメリカ仕様のようにダブルウィッシュボーンに変更し、価格は1.8リッターハイブリッドと同等に。新型カローラ クロスの全体的な魅力に加え、比率の低いガソリン車の存在感も高まるのではないだろうか。

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まずは特別仕様車で投入し、将来的にカタログモデルに昇格へ

もちろん、「いきなりそういった仕様をカタログモデルにするのはリスクが高いのでは?」という気持ちも分かる。

それならカローラツーリングにそれぞれ500台限定で2020年5月と2021年4月に設定された特別仕様車の2000リミテッドとアクティブライドのように限定販売からスタートするのもありだ。評判次第でカタログモデルに昇格というステップでもいい。

ちなみに2000リミテッドは、東京オリンピックの自転車ロードレースのサポートカーに使われ、自転車ロードレースのサポートカーだけにサーキット走行のように縁石を跨ぎながらアグレッシブに走っていたあのカローラツーリングである。

新型カローラ クロスはガソリン/ハイブリッドモデルともに値段以上に仕上がりがいいだけに、そんな進化も期待したい。

【筆者:永田 恵一】

トヨタ/カローラクロス
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新車価格:
218.4万円345.9万円
中古価格:
227.6万円441.8万円

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

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