マクラーレン P1 新型車解説(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
価格9661万5000円、生産台数限定375台
名門F1チームとして知られる「マクラーレン」のグループ企業であり、公道走行可能なハイパフォーマンス・スポーツカーの生産を手がけるのが、英国サリー州に本社を置く「マクラーレン・オートモーティブ」だ。
マクラーレンがF1で黄金期を迎えていた1989年に設立された同社は、まだ旧称の「マクラーレン・カーズ」であった時代に、「マクラーレンF1」や「メルセデス・ベンツSLRマクラーレン」を手がけてきた実績がある。
そして、2009年にマクラーレンから資本的に独立し、「MP4-12C」、「MP4-12Cスパイダー」を世に送り出したのはご存知のとおり。続く第3弾として、「オンロードおよびサーキットにおける世界最高のドライバーズカーを作り上げること」を目標に開発したのが、「マクラーレン P1」(以下「P1」)である。「ポジション1」、「1位」を意味するP1という 車名もF1に由来するものだ。
2012年のパリサロンに初めて出品されたP1は、2013年のジュネーヴショーで正式にプロダクション仕様の詳細なスペックを発表。そして2013年5月末、日本において実車が初公開された。
車両販売価格は9661万5000円と、かろうじて1億円を切ったものの、スペシャルの中のスペシャルといえる、超弩級のスーパースポーツという位置づけとなり、マクラーレンF1の再来を感じさせる。
生産台数は500台程度という予想もあったところだが、希少性を保つことを理由に、やや少なめの世界限定375台とされた。過去の例からすると、こうした類のクルマは日本には5%程度が持ち込まれるといわれているが、はたしてどうなるのか興味深いところだ。現実の路上で見かけることはめったにないだろうが、もし目にすることがあったら、そのインパクトは相当なものだろう。
なお、マクラーレン・オートモーティブでは一方で、ポルシェ911クラスの対抗馬的な位置づけとして、同社としては廉価版の「P13」と呼ぶモデルの開発を進めており、そちらも年内には何らかのアナウンスがあると思われる。そして、今後はニューモデルを毎年投入していくことをすでに公言している。
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