ホンダ インサイト 実燃費レポート│モーターとエンジンのいいとこ取りなハイブリッドシステム「i-MMD」の実力や如何に！？(3/4)
- 筆者： 小鮒 康一
- カメラマン：茂呂 幸正・小鮒 康一
インサイト 実燃費レポート｜高速道路編
■インサイトの高速道路での実燃費 26.9km/L
最後は高速道路を通るルートを振り返る。今回は芝公園出入り口から首都高に乗り、東京湾アクアラインを経由して圏央道の茂原長南インターで下りるルートを走行し、走行距離は77.9km。メーター上の燃費は26.9km/Lとなった。WLTC高速モード燃費でも26.2km/Lであり、ほぼほぼカタログ通りの数値という結果となった。
高速走行では燃費効率のよいエンジン直結モードで走行することがメインとなるが、そうなるとエンジンは常に回りっぱなしとなってしまうため、一般的なガソリン車に比べて燃費が伸びるわけではないようだ。といってもそれ以外のシーンではガソリン車よりも圧倒的によい燃費性能を持っているので、誤解の無きよう……。
インサイト 実燃費レポート｜総合実燃費編
■インサイトサイトの総合実燃費 26.9km/L
今回のインサイトの燃費テストは、街乗り・郊外路・高速道路と合わせて159.8kmを走った結果、総合実燃費は26.9km/Lとなり、WLTCモード燃費の25.6km/Lを超える結果となった。特に市街地走行での燃費の落ち込みの少なさは特筆すべき点と言えるだろう。
また、セダンというキャラクターでありながら、低い着座位置も含め驚くほどスポーティな印象というのもインサイトの特徴と言える。「SPORT HYBRID」と名付けられたハイブリッドシステムも同様で、踏めば俊敏に加速するその感覚は往年のVTECエンジンを彷彿とさせるもの。若いころにVTECで慣らした世代にはぜひ一度体感してもらいたい1台だった。
気になる点はあと少しプラスすればアコードに届いてしまう車両価格と、どのグレードを選んでも真っ黒一択の内装色だろうか。海外仕様にはベージュ系の内装も設定されているのだから、国内でも選ぶことができればよりユーザーの選択肢が増えると思うのだが……。
［筆者：小鮒 康一／撮影：茂呂 幸正・小鮒 康一］
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1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る
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