BMW 新型3シリーズ 実燃費レポート | 累計販売1500万台の人気車! 気になる燃費は?(1/4)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:小林 岳夫・小鮒 康一
BMWの基幹車種がモデルチェンジ! 新型の実燃費は?
今回の燃費テストを実施するのは、正式販売開始(発売日:2019年3月9日)を目前に控えた3シリーズの新型モデル。世界販売累計1500万台以上を達成したBMWの基幹車種でもある。ローンチ当初のエンジンラインナップは大きく分けて2種類となっている。一つは、日本の道路事情や顧客の要望、日本市場の重要性を鑑みて専用にチューンしたエンジンとなる2リッター直列4気筒エンジンを搭載する320i系で、もう一つはその高出力版となるエンジンを搭載した330i系だ。
なお今回テストに用いたのは、現状ではトップグレードとなる330i M Sport。日本市場において3シリーズのM Sport比率は半数以上と高い割合を維持しており、世界で3番目に高い比率となっているため、BMWジャパンとしても力を入れているグレードとなっている。
そんな330i M Sportは、2リッター直列4気筒ターボエンジンながら、190kW(258PS)/400N・m(40.8kgf・m)と車名の通り3リッタークラスの出力を誇り、最大トルクも1550~4400回転で発生する非常にトルクフルなエンジンとなっている。そして組み合わされるミッションも多段ATとなる8速スポーツATを採用。この組み合わせが燃費に吉と出るか凶と出るか興味深いところだ。
実燃費レポート 目次
燃費テスト概要
今回の燃費測定は2019年2月18日に行い、天候は晴れ。最高気温は15度前後と過ごしやすい陽気の中でのテストとなった。朝10時ごろに青山にあるオートックワン編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行し、16時ごろに再びオートックワン編集部へ戻るルートを選択した。燃費の数値は車両の燃費計を使用し、総合のみ計算で算出している。エアコンは22度設定のフルオートで、走行モードは「COMFORT」、全域でDレンジでの走行とし、クルーズコントロールなどのドライブアシスト系は未使用で走行した。
総合実燃費は…?
■新型3シリーズの総合実燃費 15.8km/L
結論から言うとトータルで173.3kmを走行し、全行程を走り切ったトータルの燃費数値は15.8km/Lとなった。3シリーズのカタログ燃費はJC08モード燃費で15.7km/L、WLTCモード燃費で13.2km/Lとなっており、ほぼJC08モード燃費通りの数値となっている。ちなみにカタログ燃費では330iよりも320iの方が若干悪い数値(JC08モード燃費15.2km/L、WLTCモード燃費13.1km/L)となっており、低回転から発生される分厚いトルクが良い方向に作用しているようだ。
それではここからは走行シーンごとの燃費や走りっぷりなどをお伝えしていこう。
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