スズキ 新型ジムニー[5MT] 実燃費レポート|意外!? 最強オフローダーは燃費も優秀だった(1/5)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:小鮒 康一、島村 栄二
スズキ 新型ジムニー 実燃費レポート 結果まとめ
今回の燃費テストに持ち出したのは、2018年7月に20年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたばかりの新型ジムニー。もはや「軽自動車」という枠を飛び出して「本格オフローダー」としても名高い車種だけに、新型の登場を心待ちにしていたユーザーも少なくないだろう。
しかし従来のジムニーのイメージは、オフロード性能に関しては群を抜いて高いものの、オンロードでの快適性や燃費は二の次というものではなかっただろうか。確かに1トン近いボディに大径のSUVに4×4用タイヤという組み合わせではそうなってしまうのも致し方ない部分もあるだろう。とはいえ、先代の登場から20年が経過した現在の進化にも期待したいところだ。
スズキ 新型ジムニー 実燃費レポート 目次
起用グレード
今回のテストに使用した新型ジムニーは、3グレード用意されるモデルの中でトップグレードとなる「XC」の5速マニュアル車である。
このグレードは「スズキセーフティサポート」と名付けられた先進安全装備はもちろん、クルーズコントロールやLEDヘッドライト、内装の加飾などすべての装備が標準で備わるもの。といっても、走りに関わる部分には違いがないため(アルミホイールが標準となる程度)ご安心いただきたい。
燃費テスト概要
なお、今回の燃費測定は10月17日に行い、天候は概ね曇り、気温も秋らしい過ごしやすいものだったが、公平を期すためにエアコンは25℃のオート設定のままでのテストとなった。
今回も朝10時ごろに青山にあるオートックワン編集部を出発し、高速、郊外路、市街地・街乗りの順で走行し、15時ごろに再びオートックワン編集部へ戻るルートを選択した。燃費の数値は車両の燃費計を使用しているが、トリップごとの表示ができなかったため、総合の燃費のみ区間燃費から算出している。
新型ジムニーはパートタイム4WDを採用しているが、全工程で2WDでの走行とした。また、クルーズコントロールは未使用としている。
ジムニーの実燃費は18.5km/L、カタログ燃費を超える結果に
結論から言うと、トータルで160.6kmを走行し、最終的な燃費の数値はWLTCモードの16.2km/Lを超える18.5km/Lとなった。
以前燃費テストを実施した先代型(4速AT)の実燃費が10.4km/Lであったことと比較すると、大幅な燃費向上となった。もちろん、ギアボックスが異なる上に走行コースも異なるため単純な比較とはいかないが、WLTCモード燃費を上回る数値がマークできたという点は評価できるのではないだろうか?
それではここからは走行シーンごとの燃費や走りぶりなどをお伝えしていこう。
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