トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.1 0-100km】(2/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
トヨタ プリウス 実燃費レビュー【vol.1 0-100km】
画像ギャラリーはこちら

明らかにクルマとして成熟した、新型プリウス

大通りに出て、エンジンを併用するようになっても、プリウスは静かだ。旧型も静かだったが、新型はより静寂性が高まった。

エンジンやモーターなどの騒音が低くなったと同時に、タイヤが路面と擦り合うノイズも車内に入って来る量が減った。

また、スロットルペダルから足を放し、モーターを発電機として使う回生ブレーキを効かせている音も低減された。旧型は、丸ノ内線がホームに入って来た時のような音が目立ったが、今度のプリウスではほとんどわからなくなった。

首都高速に乗ってスピードを上げると、プリウスの進化はより一層明らかになった。

乗り心地も滑らかになり、静粛性の向上と併せて、走りっぷりがワンランク上質になった。

エンジン排気量が拡大され、パワーに余裕ができたから半ば当然のことなのかもしれないが、プリウスはクルマとして成熟したのだ。

その反面、旧型までは明らかだった“ハイブリッドカーらしさ”が希薄になった。クルマに関心がない人を助手席に乗せて走っても、新型プリウスは“よくできた静かなクルマ”ぐらいにしか思われないかもしれない。

旧型は、誰を乗せても“このクルマって、他のふつうのクルマとちょっと違うよね!?”と間違いなく言われていた。

技術の進化というものは洗練を伴うので、“ハイブリッドらしさ”が薄れるのは必然だとしても、それが商品性にどのくらい影響するものなのだろうか。

一宮御坂ICまでの中央高速道路は、快適な高速クルージングだった。

前へ 1 2

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ プリウスの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ プリウスのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ プリウスの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ プリウスの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ プリウスのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる