激売れ「シエンタ」の魅力とは?ガソリンモデルの実燃費テストで見えたこと(4/5)
- 筆者: 永田 恵一
トヨタ シエンタ1.5リッターガソリン燃費レポート/市街地編
市街地編では主にアイドリングストップの印象とドライバビリティ(運転のしやすさ)についてお伝えしよう。
シエンタ1.5リッターガソリンのアイドリングストップは他のトヨタ車と同様に停止後ブレーキを踏み足すことでアイドリングストップが始まり、一時停止や「動きそうで動かない」というシーンがよくある渋滞中などでも不要なアイドリングストップが起きないという意味で好ましいタイプだ。
シエンタ1.5リッターガソリンはアイドリングストップ自体もエンジン再始動は素早く、セルモーターの音も小さく抑えられていることは高く評価できる。
また今回は前述した蓄冷エバポレーターが付かないXグレードだったが、10月の夕方の気温であれば(大人7人がそれほど不便なく乗れる空間を確保しているという大前提で)車内がそれほど大きくないコンパクトミニバンであることが幸いしたのか、車内の温度を快適に保つべくエアコンを作動させるためにアイドリングストップからエンジンが再始動することも少なく、アイドリングストップする頻度はほぼ停止するたびで、アイドリングストップの時間も長かった。
コンパクトカーに比べ車重が不利か
ドライバビリティに関しても低速トルクの太いエンジンとCVTのマッチングのよさ、アクセル操作に対しエンジンとCVTのレスポンスが適切なこともあり、市街地であれば1500~2000回転の低い回転域をキープしながらイージーかつスムースに流れに乗れ、シエンタに求められる市街地での運転のしやすさに大きく貢献していた。
そのほか気になったこととしてはアイドリング時のエンジン回転数がおおよそ500回転と低いことも影響しているのか、アイドリング中のエンジンの振動が大き目に感じたことが挙げられるが、これはアイドリングストップが付くためアイドリングの機会は少ないと割り切り、 燃費向上に努めた結果と好意的にも解釈できる。
市街地での燃費は12.6km/Lであった。この数値を市街地ではおおよそ16~18km/L走る1.3リッター級コンパクトカーのデータと比べてみると郊外路と同様に約25%落ちで及第点とはいえる。
絶対的な数値としては「もう一声」という感もあるが、ストップ&ゴーの多い市街地では1320kgという車重が不利に働いたのと、蓄冷エバポレーターが付くGグレードであればアイドリングストップする時間が延長され若干いい結果が期待できるかもしれない。
トヨタ シエンタ1.5X 市街地における実燃費/12.6km/L
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