【燃費】スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight 燃費レポート/永田恵一(3/5)

【燃費】スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight 燃費レポート/永田恵一
スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/フロントイメージ スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/リアイメージ スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/フロントビュー スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/リアビュー スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/サイドビュー スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/フロントフェイス スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/フォグランプ スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/ターンシグナル付サイドミラー スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/ターンシグナル付サイドミラー スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/テールランプ スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/2リッターDOHC直噴ターボDIT 画像ギャラリーはこちら

スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight 燃費レポート【郊外路編】

スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/郊外路燃費を測定中(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)

1.6リッターターボのレヴォーグはワインディングロードでは「後ろに大きなラゲッジスペースがあることを忘れてしまうほど」シャープに走るスポーツワゴンであったが、このことは2リッターターボも同様であった。

レヴォーグ 2.0GT EyeSightはタイヤが225/45R18という、前回テストしたレヴォーグ 1.6GT EyeSightの215/50R17に対しさらにスポーツ性の高いものを履いていることもあり、軽快感こそ1.6GT EyeSightに劣るが、さらに高いコーナリング限界、コーナリングスピードを持っているであろうことが確認できた。

反面、乗り心地は1.6GT EyeSightと似た傾向で、さらに悪い方向となっているということが非常に残念で期待外れであった。具体的にはインチアップによりタイヤのゴムの厚みが薄くなっていることやタイヤ自体の硬さもあってか全体的にゴツゴツとしており、波状路や凹凸が大きい路面の補修跡のようなところだと「揺すられる」感覚に近いほどであった。

レヴォーグはタイヤの指定空気圧が前輪250kPa、後輪240kPaと高めとなっていることもあり、空気圧を調整することで乗り心地を改善できる可能性もあるが、2.0GT EyeSightに関しては難しいのではないかと思う。

これが1.6リッターターボ、2リッターターボ問わずビルシュタインダンパーが付く「GT-S」系だと、硬いながらも乗員が不快な衝撃を感じることは少ない。こういったことを考えると、レヴォーグの2リッターターボを購入する場合には、価格が300万円台中盤であることもあり「どうせ高いクルマなのだし」という考えで、2.0GT-Sを選ぶことを勧めたい。

スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/郊外路燃費を測定中(海土有木駅)

燃費テスト前には、3つのモードがあるSIドライブのフィーリングも確認してみた。

「I」モードを基準にすると、「S」モードは「I」モードに対し若干高い回転数を維持し、レスポンスもアクセル操作に対しややシャープとなる。「S♯」モードはDレンジのままでもマニュアルモードの自動変速という形になり、クロスミッションのようにシフトアップ時の回転数の落ち込みの少ない爽快な加速感やフィーリングを楽しめる(一番パワーのある回転数を使えることがCVTのメリットであることを考えると、気分の高揚という部分はあるにせよ速さではどうなのかという感もあるが)。

といったことを総合すると、普通に走る時は「I」モード、速く走りたい時は「S」モード、そして楽しく走りたい時に「S♯」モードを選ぶといいだろう。

また、前回テストした1.6GT EyeSightに対しブレーキを踏んだ際の剛性感などのフィーリング、コントロール性といった要素がカタログにも掲載されているブレーキローター径(1.6GTと1.6GT-EyeSightは16インチ径、それ以外のグレードは17インチ径)の違いによるものなのか、それ以外にブレーキパッドなどに違いがあるのか定かではないが、格段に良くなっていたことも報告しておきたい。

スバル レヴォーグ 2.0GT EyeSight/郊外路燃費は「11.2km/L」

郊外路での燃費は「11.2km/L」であった。

この値もアイドリングストップがないことや、動力性能と車重が1.5トン台半ばであることを考えれば納得できる数値と言えるだろう。

スバル レヴォーグ2.0GT EyeSight 郊外路の実燃費/11.2km/L

[参考] スバル レヴォーグ1.6GT EyeSight 郊外路の実燃費/14.6km/L

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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