【燃費】スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight 燃費レポート/永田恵一(3/5)
- 筆者: 永田 恵一
スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight 燃費レポート【郊外路編】
郊外路においては、レヴォーグが先代レガシィツーリングワゴンの後継車に相応しい運動性能を備えていることが分かった。
郊外路コースにあるちょっとしたワインディングロードを走ると、シャープかつ極めて正確なライントレース性を持っており、レヴォーグが大きなラゲッジスペースを備えていることを忘れてしまうくらい軽快にコーナーを駆け抜けることができる。
これは、レヴォーグが非常に高いボディ剛性を持ち併せていることが大きく貢献しているに違いない。
車重が1,500kgを超えることは、最近のこの車格のクルマとしては重い部類であることは否めないが、このボディ剛性の高さとの兼ね合いであることを考えれば全面的にとは言えないにしても納得できる。
同時にこのボディ剛性の高さは、レヴォーグが次期WRX STIのステーションワゴン的な存在であることや、2世代前のレガシィやインプレッサといったスバル車において過剰なボディ剛性がスバル車らしさの1つであったことも思い出させてくれた。
また、ワインディングロードを常識的なペースで走っている程度だと、1.6リッターターボのパワーは持て余す感じがなく適度に感じられたことも好ましかった。
反面、レヴォーグ 1.6GTの乗り心地は決して悪いということではないのだが、「最も新しいスバル車」という期待値の高さを考えると期待値を上回らなかったというのが正直なところだ。
具体的には、路面の凹凸が小さいところでは申し分ないのだが、路面の凹凸が大きくなってくると不快な硬さや過大な底付き感のようなものを覚えたのは残念な点である。
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