マツダ 新型アクセラハイブリッド 燃費レポート/永田恵一(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一
2003年に初代モデルが登場したマツダ アクセラは、登場以来約370万台が販売され、今ではマツダの年間販売台数の3割以上を占める基幹モデルの1台だ。アクセラの車格は、欧州でいうCセグメント(フォルクスワーゲンではゴルフが代表車種)に属しており、ライバル車が非常に多く激戦となるセグメントである。
アクセラは、昨年2013年10月にフルモデルチェンジした新型モデルで3代目となるが、そんな新型アクセラにおける最大の特徴は2つ。
1つ目は、スカイアクティブテクノロジーを余すことなく盛り込んだこと(CX-5、アテンザに続く第3弾)。2つ目は、日本車としては初となる、“ガソリンエンジン”“ディーゼルエンジン”“ハイブリッド”という3つのエンジン仕様をラインナップしたことだ。
そして、今回実燃費テストを行う「新型アクセラハイブリッド」のハイブリッドシステムはトヨタから技術供与されており、プリウスのハイブリッドシステムと共通部分が多いのが特徴。
トヨタで「THS-Ⅱ」と呼ばれているこのハイブリッドシステムは、発電用と駆動用のモーターを持ちエンジンが作った動力は遊星ギアを介して発電用と駆動用に振り分けられる。バッテリー残量が多いときや負荷が低いときにはEV走行も可能で、ニッケル水素バッテリーや電動エアコンといった重要部分もプリウスと共通だ。
新型アクセラハイブリッド独自の部分は、主としてエンジンとハイブリッドシステムをマネージメントするソフトウェアだ。
新型アクセラハイブリッドのエンジンは、出力よりも全体的な効率を重視した「2リッターガソリンエンジン」を搭載。スペック的にはエンジン、モーターともにそれぞれプリウスと同様の「99ps」と「82ps」で、システム合計出力もプリウスと同じ「136ps」となる。
注目の燃費は、アクセラハイブリッド全グレードで「30.8km/L」(JC08モード)と、プリウスの主力グレードの燃費「30.4km/L」を上回る数値を実現している。
新型アクセラのボディタイプは、5ドアハッチバックと4ドアセダンの2種類だが、ハイブリッドが設定されるのは4ドアセダンのみとなる。
今回の実燃費テストでは、新型アクセラハイブリッドでは最上級モデルとなる「ハイブリッド-S Lパッケージ(262万5,000円)」を使用。テスト日時は1月16日(木)の午前8時に出発し、午後8時頃に帰着するというスケジュールで、次回レポートする新型アクセラセダン15S(ガソリンエンジンモデル)と同時に行った。天候は晴天で、最高気温が9度という冬場の平均的な気候、交通量は市街地の混雑がやや激しいといった状況だった。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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