2021年注目しておきたい新型SUV! ティザー画像から見えてきた3代目アウトランダーを徹底予想
- 筆者: MOTA編集部
例年になくSUVのニューモデルが多かった2020年だったが、2021年も早々からまた新たな新型がお披露目される。老舗SUVメーカーの三菱から新型アウトランダーが2021年2月に発表されるのだ! 2020年12月10日には早くもティザー公開が始まっている。果たしてどんなフルモデルチェンジを迎えるのか。徹底予想してみよう。
わずか1枚のティザー画像の中には様々なヒントが隠されていた
2020年12月10日、三菱 新型アウトランダー(3代目)のティザー画像が公開された。年明けの2021年2月に正式公開され、グローバルで市場投入されていく予定だ。ただし今回明らかにされたのは、外観のシルエット写真が1枚だけとちょっと寂しい。
とはいえその画像には「見てください」とばかりに(?)ヒントの数々が隠されていたのをMOTA編集部は見逃さなかった。順を追って詳しく見てみよう。
エクリプスクロスよりも立派なフロントグリル回り
まずはフロント周りから。シルエットだけでも、近年の三菱車共通デザインとなっているフロントマスク「ダイナミックシールド」が採用されていることがわかる。2020年12月にマイナーチェンジを実施したコンパクトSUVのエクリプスクロスと見比べてみれば明らか。いっぽうでエクリプスクロスのほうがシャープで、新型アウトランダーはもう少し立派な印象もあり、グリルの形状によって車格の違いも表現しているようだ。
また奥の鏡面に映り込んでいるフェンダーやショルダーラインのイメージは、2019年ジュネーブショーで初公開され東京モーターショー2019会場にも展示されたコンセプトカーの「ENGELBERG TOURER」(エンゲルベルクツアラー)との共通性もあることがわかる。
2019年発表のコンセプトカーはやはりアウトランダーの予告編だった
リア回りも、クオーターピラーの形状や逆台形のテールランプなどがティザー画像からも確認できる。こちらもやはりコンセプトカー、エンゲルベルクツアラーのデザインと酷似していることが確認できる。以前から指摘があった通り、やはりエンゲルベルクツアラーは新型アウトランダーのデザインコンセプトカーだった。
新型アウトランダーは日産 新型ローグ/エクストレイルと兄弟車になる!?
実はフルモデルチェンジを控える新型アウトランダーは、アライアンスを組む日産のCMF(Common Module Family:コモン・モジュール・ファミリー)プラットフォームを採用する予定だ。ただし、同クラスのSUVであるエクストレイル/ローグとどこまで共有化が図られるかは現時点では不明。ティザー画像と新型ローグ(エクストレイル)の画像を見比べてみても、安易な顔違いの兄弟車、ということはまずなさそうだ。
ただしストレートなルーフ形状などには共通性も見られることから、基本的な骨格やドアパネルのインナー形状といった、外からは見えない部分の共有化は図られていると思っていいだろう。
プラグインハイブリッドモデルは1年遅れで発売の予定
新型アウトランダーに搭載されるパワートレインは現時点では未発表
現行型のアウトランダーは2.4リッターガソリン(4WD)と2リッターガソリン(FF)の2タイプ。全長4695mmのボディサイズながら、しっかり7人乗り仕様となっているのがアウトランダーの魅力だ。新型も実用性に優れる7人乗り仕様が用意されていることだろう。なお新型に搭載されるパワートレインなど、三菱から2020年12月段階での正式発表はない。
プラグインハイブリッド仕様にも待望の3列シート版が用意される!?
そしてアウトランダーといえばやはりPHEV(プラグインハイブリッド)だが、こちらについてはすでに公式なアナウンスがなされている。
2020年7月27日に発表された三菱自動車の2022年度までの新中期経営計画「Small but Beautiful」で、具体的な車種投入のスケジュールが公開されており、アウトランダーPHEVはアウトランダーより遅れること1年、2022年の発表と記されていた。こちらの動向も気になるところだ。
新型ではバッテリーやモーター、インバーターといった根幹のシステム刷新が実施予定。プラットフォーム刷新と合わせ、搭載レイアウトなども変更される。
従来型アウトランダーPHEVでは、後部にバッテリーを搭載したため実現できなかった7人乗り仕様も、新型では実現するのだろうか。なにせコンセプトカー「エンゲルベルクツアラー」(PHEV)は、しっかり3列シート仕様だったのだから、この点でも新型アウトランダーPHEVには大いに期待したいところだ。
[筆者:MOTA編集部]
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