価格もお得で使えるSUVが出た!三菱アウトランダーPHEV Gリミテッドエディション 新型車解説(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:三菱自動車
ハイブリッド車と電気自動車のイイトコ取りが”PHEV”
最近はモーターを備えたハイブリッド車や電気自動車が注目されるが、機能のバランスが最も優れているのはプラグインハイブリッドだろう。基本的にはエンジンとモーター駆動を併用するハイブリッドだが、充電装置も備わるから電気自動車としても使える。
つまり短距離を移動する時は電気自動車として充電された電気で走り、長距離の移動では、ハイブリッド車としてエンジンを作動させる使い方が可能だ。電気自動車と、充電を必要としないハイブリッドのメリットを兼ね備える。
そして日本では総世帯数の約40%がマンションなどの集合住宅に住むから、自宅に充電設備を設置しにくいユーザーが多い。この点でもプラグインハイブリッドは便利で、通常は給油を行ってハイブリッド車として走り、勤務先やショッピングセンターなどで必要に応じて充電する使い方も可能だ。使用環境に柔軟に対応できることも、プラグインハイブリッドの魅力になる。
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ただしプラグインハイブリッドは高度なメカニズムを備えるから、輸入車を含めて車種の数が少ない。
そこで注目されるのが三菱 アウトランダーPHEVだ。一番の特徴は電気自動車の機能を充実させたことで、充電可能な駆動用リチウムイオン電池の容量は12kWhに達する。プラグインハイブリッド車では大きな部類に入る。
従って、1回の充電で最長60.8km※を走れる(JC08モード走行)。エンジンを始動させずに走行できる距離が長く、充電方法も多彩で、電気自動車と同じく急速充電にも対応した。約25分で80%まで充電できるから時間を節約できる。
※:Gプレミアムパッケージ/S Editionは最長60.2Km(JC08モード走行)
2リッターエンジンでも3.5リッターV6並の動力性能
運転感覚が上質なこともアウトランダーPHEVの特徴だ。直列4気筒の2リッターエンジンは、主に発電機の作動に使われ、駆動は前後に搭載された駆動用モーターが行う。エンジンがホイールを直接駆動するのは、その方が効率の良い高速巡航時だけだ。モーター駆動が中心だから、運転感覚は発電用エンジンを搭載した電気自動車という印象で、加速がとても滑らかに感じる。静粛性も優れている。
動力性能にも余裕を持たせた。モーターは、回転の上昇に伴って性能を高めるエンジンに比べて瞬発力が強い。しかもアウトランダーPHEVは前後輪に高出力モーターを搭載したから、アクセルペダルを踏み込むと即座に高い加速力を発揮できる。巡航中にアクセルペダルを踏み増した時の加速感は、従来のガソリンエンジン車に当てはめるとV型6気筒の3.5リッター並みだ。
さらに走行安定性も優れている。駆動用リチウムイオン電池を床下に搭載して、重心を低く抑えたからだ。カーブを曲がる時も唐突に傾く印象はなく、足まわりが路上のデコボコを柔軟に吸収して乗り心地が快適に感じる。ひとクラス上の上級SUVの走りを身に付けた。
モーター駆動ならではの運転感覚も特徴だ。ステアリングのパドルスイッチを使ってB0~B5まで6段階の切り替えを可能にしており、B5では減速時に駆動用モーターが減速エネルギーを使った回生充電をフルに行う。そのためにアクセルペダルを戻すと強めの回生減速が行われ、充電効率を高めると同時に、アクセルペダルだけで広範囲の速度調節を行える。逆にB0であれば、アクセルペダルを戻しても減速感がほとんど発生せず、滑らかな走りを味わえる。
アウトランダーPHEVでは、エンジンは発電、モーターは駆動と役割を分けたから、エンジンの回転は速度の増減にあまり左右されない。発電効率を追求できるから、燃費を向上させやすい。
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