三菱 i(アイ) 新型車徹底解説(2/6)

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三菱 i(アイ) 新型車徹底解説
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超ロングホイールベースと曲面が生み出すワンモーションフォルム

iは2550mmという非常に長いホイールベースをもつ。これを実現したのはエンジンをリヤミッドに搭載したことによる効果が大きい。軽自動車の規格を考えれば、ほぼ限界といえるホイールベースの長さだ。

このロングホイールベースを使い、タイヤをボディの四隅に配置、どっしりとしたエクステリアを実現している。ボディ全体は、今流行のワンモーションフォルムで一体感のあるもの。ワンモーションフォルムを標榜するモデルは多いが、iはそのなかでも一線を画す完璧さを持つ。

ボディを真正面から見ると、大きく張り出だしたボリューム感あふれるバンパーが、アンダー部分をしっかりと支えている。キャビンはひとまわり小さく設定され、どっしりとしたアンダー部に支えられるように載せられている。やわらかな印象を持つキャビンを、しっかりとしたフレームが囲みこむという印象だ。

ボディサイドはウエストラインが高く、グラスエリアが狭い。リヤハッチのガラス面積も狭めだ。対して、フロントウインドウ面積はかなり広い。フロントウインドウ上のアンテナ装着部には扇状の樹脂パネルが取り付けられるが、じつはデザイナーとしてはこの部分までガラスにしたかったという。しかし、ガラスメーカーから現在の面積が限界といわれ、樹脂パネルとした経緯があるほどフロントガラスの面積は広く設定されている。

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