三菱 i-MiEV G/Mグレード 新型車解説

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:オートックワン編集部
三菱 i-MiEV G/Mグレード 新型車解説
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三菱 i-MiEV

三菱自動車はi-MiEVに2つのグレードを設定すると発表した。

一つはこれまでのグレードよりも機能や装備を充実させた上級グレードの「G」。

そしてもう一つは、購入者の実質負担額がなんと188万円というリーズナブルな価格設定を行ったエントリーグレード「M」の設定だ。

豪華装備に航続距離も伸びた「Gグレード」

三菱 i-MiEV Gグレード

まずGグレードの特長は、LEDライトやリアコンビライトをはじめ、15インチアルミホイール、本革巻ステアリングホイール及びシフトノブといった豪華架装の他に、7インチワイドディスプレイSSDナビゲーション(Mはメーカーオプション)やシートヒーター(運転席/助手席)を標準装備するなど、商品内容を大幅に充実させたのがポイントだ。

さらに従来のi-MiEVでは航続距離が160kmだったことに対して、今回のGではそれを20kmも上回る180kmまで伸ばし、ユーザーの期待に応える改良を施した。

この航続距離延長に関しては、電池容量はそのままに、回生ブレーキによる減速エネルギーの回収量を増加させたことによるものと説明する。

また、Gは専用のメーカーオプションとして、2011年10月以降の生産車に、プレミアム感を演出した「プレミアムパッケージ」や、夜間の「タイマー充電」の設定、そして「プレ空調」機能の操作、さらにバッテリー残量を確認することが可能になった、便利な「MiEVリモートシステム」を設定するとしている。

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簡素な装備で航続距離も短いが、価格は安い「Mグレード」

三菱 i-MiEV Mグレード

一方、Mグレードは、エントリーグレードとして簡素な装備が「ウリ」となっている。

必要最低限の装備だけを残し、さらに電池容量を従来より60V減らした270Vとし、航続距離を160kmから120kmへと短くした。

三菱自動車は、Mグレードに対してあくまで街乗り専用仕様としてお考えいただきたい、とコメントしている。

その結果、従来よりも求めやすい価格にすることで、ユーザー層を増やす目的にもつながるとしており、購入時に補助金が適用された場合、購入者の実質負担額はなんと188万だという。

軽自動車として考えれば、まだ若干割高感は否めないが、EVとしてみればかなりお値打ちな価格といえるだろう。

また安全面では、全車にスリップ防止のスタビリティコントロール機能と、トラクションコントロール機能を備えたアクティブスタビリティコントロールを標準装備。さらに後方視界の向上のために従来の大型ドアミラーも全車に標準装備した。

その他では、普通充電用ケーブルとして、AC200V専用充電ケーブルを標準装備させたことや、ディーラーオプションとして、家電製品へ100Wまでの電源供給が可能な「ACパワーサプライEZ」も設定した。これによりキャンプなどでは炊飯器も利用できるなど、利便性が向上している。

現在、災害や緊急時に、これら家電製品への電源供給を目的として、EVの大容量の蓄電能力が注目されているが、三菱自動車では、2011年度中にさらに幅広い製品に使用できるよう、計1500Wまでの電源供給装置の商品化も目指しているという。

さて、EVの感心は高まる一方だが、販売にはそう簡単に結びついていない今の現状。やはり航続距離や価格、インフラ整備の問題に不安を感じている人はまだまだ多いようだ。

しかし今回のi-MiEVの新グレード構成や、エネルギー需給逼迫への対応は、そんな問題を解決してくれる重要な打開策としての意味合いが大きい。

現在、クルマの買い替えを検討されている方は、是非、このi-MiEVも視野に入れてみてはいかがだろうか。

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新i-MiEV価格

三菱 i-MiEV Gグレード/3,800,000円(※経産省補助金上限960,000円)

三菱 i-MiEV Mグレード/2,600,000円(※経産省補助金上限720,000円)

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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