三菱 eKワゴン・eKカスタム 2014年改良モデル 試乗レポート/松下宏(1/2)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:オートックワン編集部
eKワゴン・eKカスタムが一部改良で燃費向上!
2013年6月の発売からおよそ一年が経過した「三菱 eKワゴン・eKカスタム」が2014年6月24日に一部改良を実施し、外観デザインに手を加えると同時にエンジンの改良などによって燃費を「30.0km/L」に、さらに走りも向上させてきた。
eKワゴン/eKカスタムは発売当時、自然吸気エンジンを搭載したモデルが「29.2km/L」の燃費を達成し、瞬間的に軽自動車のハイトワゴンでトップの低燃費を達成していた。
ただ、その後すぐにワゴンRやムーヴなどのライバル車がeKワゴン/eKカスタムの燃費を超えてきたため、“瞬間トップ”といえる程度の短期間の首位でしかなかった。その“瞬間トップ”を獲得するために超燃費志向ともいえるチューニングを施したため、走りが鈍くなってしまい、何とも物足りないクルマになってしまった。
オートックワンのサイトでも、渡辺陽一郎氏が2013年6月14日付の試乗レポートで、「走りはちと物足りない」という趣旨のことを書いている。渡辺氏に限らず、多くのレポーターがeKワゴン/eKカスタムの走りに鈍さを指摘したこともあり、三菱としては名誉挽回とばかりに今回の改良を実施した。
改良の中身で大きいのは、主要グレードにニッケル水素電池製のアシストバッテリーを搭載したこと。ここに蓄えた電気を電装品に供給することで、エンジンによる発電を抑制して燃費を向上させている。
さらにCVTの仕様を変更して走りのフィールを向上させるととともに吸気ダクトの改良などによって中低速トルクを高め、これも走りのフィールの改善につなげている。このほか、エクステリアではボディカラーに新色を追加し、ロッドアンテナをルーフアンテナに変更した。
またインテリアでは、eKカスタムに設定のあったブラック内装をeKワゴンでも選べるようにしている。装備はマルチアラウンドモニターをeKカスタムにオプション設定している。
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