極上の万能感! 雪道もワインディングも楽しいクロスオーバーSUV|三菱 エクリプス クロス PHEV 雪上試乗レポート【PR】(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:小林 岳夫
ワインディングが楽しいクロスオーバーSUV
ほどよくスポーティな足まわりの仕上がりも申し分ない。ストローク感が十分にありながらもロールが小さく抑えられていて、ハンドル操作に遅れることなく応答する俊敏なハンドリングは、このクルマがSUVであることを忘れさせるかのようだ。
軽井沢が近づくと上信越道は曲がりくねっていて高低差も大きくなるのだが、そんな道でもエクリプス クロス PHEVは気持ちよく走ることができる。
踏み固められた雪道も安心して走破できる
碓氷軽井沢インターで下りて、浅間山の麓にある鬼押出し園方面を目指す。軽井沢に行く機会はたびたびあるが、考えてみると雪の時期に行ったのはこれまで数えるほどしかない。
最初は舗装が大半を占めていた路面も、徐々に白い部分のほうが多くなってきたので、どれぐらいグリップするか確かめつつ進む。
白糸ハイランドウェイは真っ白。少し前に降った雪が踏み固められた下は凍っているようで、けっこう滑る。ドライブモードの選択により状況に応じて最適な走りを提供してくれるのもエクリプス クロス PHEVの特徴で、SNOWモードを選ぶとこうした雪道でも挙動を乱すことなく安定して楽しく走れる。
ツインモーターのPHEVで制御がより緻密になったS-AWC
路面のミューが低くなるほどタイヤのグリップ頼みになるわけだが、ハンドル操作に対する応答遅れが小さいことは雪の上でも体感できる。切りはじめからスッとヨーが出るので動きが掴みやすく、タイヤのグリップを巧みに引き出してくれて、滑りやすい中にも「意のまま」に通じる感覚がある。
この走りを実現しているのが、エクリプスクロスPHEVならではのツインモーター4WD+S-AWCだ。S-AWCというのは、4輪の駆動力と制動力を統合制御することで操縦安定性を高めるという三菱独自の制御システム。これをよりリニアに駆動力を制御できるモーターを用いるとともに、前後がつながっていないのでお互いが影響を及ぼすことなく理想的に駆動力を生み出すことができるツインモーター4WDとすることで、より緻密な制御を実現しているわけだ。
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