三菱コルト 試乗レポート(1/2)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
コルトも遂に超プチハイブリッド化!?
デリカD:5と同時に、コンパクトカーのコルトとコルトプラスもマイナーチェンジを受けた。ただし、内容は全く違っていて、スバリ細かな燃費改善によるエコカー減税対策だ。
まずはメインとなる1.3リッターのFF仕様が、オルタネーター回りの新しい発電制御の導入と、オルタネーター自体の効率アップなどにより平成 22年度燃費基準+25%を達成し、75%軽減のエコカー減税が受けられるようになった。
さらに1.3リッターの4WD仕様と、コルトプラスの1.5リッターの一部グレードが、点火プラグ等の変更により燃費をリッター0.2km程度改善させたのだ。
一方で、1.5リッターしか搭載してなかったコルトプラスに、新仕様の1.3リッターエンジンを搭載。コルトと同じく75%軽減のエコカー減税が受けられるようになったことなどが今回の変更点だ。
今の自動車の販売現場は、まさにエコカー減税ありきで、これらがなければ「買う対象にすらならない」。コルトシリーズも背に腹を変えられないわけだ。
ちなみにメインとなる「発電制御の導入」だが、いままでより減速時にオルタネータに多くの負荷をかけて発電することにより、加速時やクルージング時の発電負担を減らすことができ、燃費を改善できるというもの。つまり、エネルギー回生の度合いをより高めるわけで、考えようによっては“超プチハイブリッド化”といえなくもない?
そのほか抗アレルゲンアイテムを満載した特別仕様車「Clean Air Edition」を新たに発売したり、消費税込みで100万円以下の超激安「Limited」仕様も再び設定した。
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