メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレーク 試乗レポート/岡本幸一郎(1/2)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
美しいスタイリングながら中身は機能的で利便性に優れる
4ドアクーペの開拓者であるメルセデスのCLSクラスをベースに、クーペの美しいスタイリングに高い利便性の融合を図った「スポーツクーペツアラー」をコンセプトとする、CLSシューティングブレークが登場した。
「シューティングブレーク」の語源は1960年代、イギリスの貴族がクーペスタイルの乗用車に、狩猟など余暇を楽しむのに用いる道具を収納するための広いラゲッジスペースを架装した車両をそう呼んだことに由来する。
メルセデスには、もともとEクラスやCクラスのステーションワゴンがあり、ライバルメーカーにもスタイリッシュなワゴンモデルはいくつも存在するが、このCLSシューティングブレークは、彼らとは一味違う妖艶な空気を放っている。
そして、そのスタイリッシュなフォルムを損なうことなく、通常時で590リットル、最大で1550リットルという、かなり大きな容量のラゲッジスペースを備えているのが特徴だ。
CLSクラスに相応しく、美しい木目を見せる「desinoウッドフロア」のようなスペシャルな仕様も用意されているのも、このクルマならでは。
これは、アメリカンチェリーにスモークドオークのコントラストが美しい高級ウッド素材をラゲッジフロアに敷き詰めたもので、クルーザーのデッキのようなラグジュアリーな空間を演出している。表面には防水および防傷加工や、荷物の滑りを防止するための工夫が施されている。
また、このオプションには伸縮式のバーとベルト、4個のアンカーで構成される「EASY-PACKフィックスキット」が備わり、荷物を固定することができる。
後席については、クーペのCLSクラスには左右独立したセパレートシートを備えるところ、CLSシューティングブレークでは3人掛けを採用。これにより乗車定員は4人ではなく5人となっている。
また、CLSクーペでは後席の乗降時に頭をかがめなければならず、シートに座った際のヘッドクリアランスもCLSクーペではあまり余裕がなかったものの、CLSシューティングブレークでは十分に確保されているし、窓が狭いための閉塞感についても、CLSシューティングブレークではリアエンドまで続くサイドウインドウが与えられたことで開放感が向上している。
さらに、ワイヤレスヘッドホンを使用して後席左右それぞれで多彩なメディアから映像や音楽を楽しむことができるリアエンターテインメントシステムもオプション設定している。
このように、CLSシューティングブレークはスタイリッシュなプロポーションを維持しながら、外見から想像するよりもずっと機能的で利便性に優れているのだ。
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