フルモデルチェンジでついに5人乗りに! 新たなメルセデス・デザインを象徴する新型CLSが発表

  • 筆者: 松田 タクヤ
  • カメラマン:松田 タクヤ

メルセデスの次世代デザインを象徴するモデル、新型CLS

2018年6月25日、メルセデス・ベンツ日本は初代から数えて3代目となる新型CLSを発表した。今回、7年ぶりのフルモデルチェンジとなったCLSは「Sensual Purity(官能的純粋)」をデザインコンセプトとし、初代CLSから継承されるクーペライクなボディラインは継承しつつ内外装を大幅に刷新した。

メルセデス・ベンツCLSは2004年にジュネーブモータショーで初めて発表された4ドアセダンであり、現在さまざまなメーカーから発売されている4ドアクーペと呼ばれるジャンルの先駆けと言っても良いモデル。

ベースとなるプラットフォームはEクラスセダンのものだが、CLSは4ドアセダンでありながら、まるで2ドアクーペのように流麗なフォルムを持っている事が何よりの特徴だ。

今回発表された新型CLSでは、安全運転支援システムの「インテリジェントドライブ」やテレマティクス・サービスの「メルセデスミー・コネクト」を搭載したほか、新しい2つのパワートレーンが採用された。

さらに、従来までのCLSは4人乗りの設定しか存在しなかったが、新型CLSでは全てのグレードが5シーターとなった事も特筆すべきポイントだろう。

東京都港区の天王洲アイルで行われた発表会には、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長の上野金太郎氏のほか、ダイムラー社 乗用車エクステリアデザイン統括のロバート・レズニック氏が登壇した。

新型CLSの技術的な部分はコチラの記事で紹介しているので、この記事では発表会の模様を主にレポートしていく。

>>メルセデス・ベンツ、4ドアクーペ「CLS」を7年ぶりのフルモデルチェンジ

>>デザインモチーフは「鮫」? 全てが生まれ変わった新型CLSを画像で見る

新型CLSは、4年から7年先の未来までをも見据えたデザイン

クーペのようにエレガントで官能的なスタイリングに、4ドアセダンの快適性や実用性を融合させたCLSは、前述したように現存する4ドアクーペセグメントの先駆けともなったモデルと言える。

発表会で登壇した上野金太郎氏は、「2004年に発売したCLSは、これまでに全世界で約38万台が販売されました。本日発表する3代目CLSのコアバリューは、何と言ってもこの流麗なスタイリングにあります。

メルセデスのSクラスが我が社の持てる最高の技術を全て実現させたモデルだとすると、CLSはメルセデスの新しいデザインを切り開くモデルと言えます。」とコメントした。

この日1日の為だけに来日したという、ダイムラー社 乗用車エクステリアデザイン統括のロバート・レズニック氏は、「私たちデザイナーは、”今”必要なものではなく、未来で必要なものまでを見据えてデザインしていかなければいけません。

ソーラーパネルを備えた電気自動車や自動運転車はもちろん、それらを取り巻く街やショッピングプラザ、さらには海に浮かぶ船までも。4年~7年先の未来、現代の私たちの目線から見るとまるでファンタジーと思うような世界でも、しっかりとした存在感を主張するものとしてデザインしています。

オーラがあり、温かみがあり、思わず触れてみたくなる。それだけではなく、正反対の局面とも言える「知性」や「官能性」までも表現し、私たちは新型CLSをデザインしました。」とコメントした。

新型CLSの美しさは、一流を知る人間にも息を飲ませる!

今回発表会が行われた会場アマナスタジオは、6つのエリアで構成された”人と人が繋がる”をコンセプトとしたコミュニケーションスペース。通常クルマの発表会が行われることは無いこのスタジオだが、「デザインで新しい価値を生み出してきた」メルセデスCLSのプロダクトコンセプトに共感した株式会社アマナが、特別に発表会会場として使用することを了承したのだという。

このコラボレーションを記念して、この日のアマナスタジオ天王洲ではフォトグラファーの若木信吾氏が撮影した新型CLSの美麗な写真作品が多数展示されていた。

雑誌や広告、さらには映画監督まで手掛けている若木氏だが、そんな若木氏でさえも新型CLSを初めて見た時は「ヤバイ」と直感的に感じたと言う。

一流の世界で活躍する人間でさえも、思わず息をのんでしまうほどの美しさを纏った新型CLSは、これまでもこの先も、エポックメイキングでありデザインコンシャスな存在として在り続けるに違いない。

[Text/Photo:松田 タクヤ(オートックワン編集部)]

メルセデス・ベンツ 新型CLSの主要スペック

グレード

CLS 220 d スポーツ

CLS 450 4MATIC スポーツ

パワートレイン

ディーゼルエンジン

ガソリンハイブリッドエンジン

JC08モード燃費

18.6km/L

11.9km/L

価格(消費税込)

799万円

1038万円

全長

5,000mm

全幅(車幅)

1,895mm

全高(車高)

1,430mm

1,425mm

車両重量

1,820kg

1,950kg

乗車定員

5人

ホイールベース

2,940mm

エンジン種類

直列4気筒DOHCターボ

直列6気筒DOHCツインターボ+モーター

排気量

1,949cc

2,996cc

エンジン最高出力

143kW(194ps)/3,800rpm

270kW(367ps)/5,500-6,100rpm

エンジン最大トルク

400N・m(40.8kg・m)/1,600-2,800rpm

500N・m(51.0kg・m)/1,600-4,000rpm

モーター最高出力

--

16kW

モーター最大トルク

--

250N・m(25.5kg・m)/

燃料

軽油

無鉛プレミアムガソリン

メルセデス・ベンツ 新型CLSのアンベール動画

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筆者松田 タクヤ
MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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